映画「太陽は動かない」で輝く存在感 注目度上昇中の新星・日向亘「信頼される俳優になりたい」

2021/03/18 16:00 配信

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映画「太陽は動かない」でスクリーンデビューを果たした日向亘撮影=山下隼

公開中の映画「太陽は動かない」で、藤原竜也が演じる主人公・鷹野一彦の高校時代役に抜擢された、新人俳優に注目が集まっている。彼の名前は日向亘。2019年1月、「HORIPRO MEN’S STAR AUDITION (ホリプロメンズスターオーディション)~未来のスターはキミ? それとも隣のカレ?~ 」で、応募総数6468人からグランプリに選ばれ、その副賞として鷹野役を手に入れた。3月5日の映画公開前に、「姉ちゃんの恋人」(フジテレビ系)で連続ドラマへのレギュラー出演も果たした彼に、デビューの経緯、作品や俳優業への今の思い、そして将来の目標などを聞いた。

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映画やドラマが大好きなただのテレビっ子でした

ーーオーディションに応募したのは自分の意思ですか?

姉と母親が応募しました。書類が通ったので、オーディションを受けたら、そのまま進んでいって、グランプリをいただいて…という流れでした。

ーーご自身は、芸能界への憧れはありましたか?

ほとんどなかったです。田舎育ちだったので、芸能界はまったくの別世界だと思っていて。どこに行って何をしたら芸能人になれるのか分からないし、幼い頃から、自分が芸能界に入れると思ったことはなかったです。映画やドラマが大好きなただのテレビっ子でした。

ーーでは、子供の頃はどんな職業を夢見ていましたか?

最初に憧れた職業は理学療法士でした。そこから、薬剤師、眼鏡屋、不動産業と変わっていって、中3で商社マンに落ち着きました。どんどん現実的になりました(笑)。

ーーそれなのに日向さんにとっては最も非現実的だった芸能界に挑戦することになるなんて面白いですね。どのタイミングで自分にとって現実的な目標になりましたか?

オーディションを勝ち抜いていくうちに現実味がだんだん増していって、「もうちょっと頑張れば芸能界に入れるかも」という気持ちが強くなっていきました。

ーーオーディションを受ける前は、どんな毎日を送っていましたか?

中3で受験期だったので、塾に毎日のように通って、真剣に勉強に取り組んでいました。そのとき「オーディションの日だけは休んでいいよ」と親に言われて、「よっしゃ、行くしかない!」と思ったことが、本気になったきっかけでした。