「変なところがポジティブというか、大学に落ちたという自分にとって最悪な出来事が、それしかないぐらいに今の僕を支えていると思えるから、そこからポジティブにはなったんですよね。『なんかうまくいくんじゃないの?』としか思ってないんです。
大学に落ちて落ち込んだんだけど、その出来事がなかったらTEAM NACSとも出会ってない。最低の出来事も実は自分にとってものすごく最高の出来事になった。悪いことが起きるとちょっとワクワクするところがあるんです。『これきているよ、いいことあるよ』みたいな」。そうポジティブ思考の原点を振り返った大泉。
若者へのアドバイスを求められると「自分は(人生で)2歩しか踏み出していなくて。だから、いっぱいいっぱい頑張らなくてもいいような気がするんですよね。怖くてなにもやれてないっていう人がいたら、とにかく1歩踏み出すだけで案外人生が変わっていくのかなって。
大事だったのは、(大学受験で失敗したときに)腐らなかったことだと思うんです。自分が前向きに選んだ道なら間違いはないから、それを信じていけばいい。それでつまずいて別の道に行くなら、それもまた正解。選ぶ道が全部、正解になるから。勇気を出して一歩踏み出してみたらいんじゃないかと思いますけどね」と自身のこれまでを踏まえ、メッセージを送った。
最後には「3歩目いつ出そうかなっていうね。案外、今年の大みそかには格闘技やっているかもしれないですね。『エラい3歩目来たな!』って」とちゃめっ気たっぷりに笑わせた大泉。
その人柄に、林先生は「サービス精神がすごいですよね。なにか一つは笑いにしてくれる。それをすべての仕事でやることで、『大泉洋さんと仕事をすると面白い』『またお願いしたい』ということを積み重ねて今の位置にいらっしゃったのではないかな」と最大級の賛辞を送った。
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