<人生の楽園>東日本大震災をきっかけにアップルパイ専門店を開いた母娘の奮闘に迫る

2021/03/18 15:45 配信

芸能一般

水戸市でアップルパイ専門店を営む田中芳子さんと長女・雅美さん(C)テレビ朝日

3月20日(土)放送の「人生の楽園」(毎週土曜夜6:00-6:30、テレビ朝日系)は、友人から送られた、震災の影響で行き場を失ったりんごの美味しさに感動し、アップルパイを作り始め、ついにはアップルパイ専門店をオープンした72歳の田中芳子さんと46歳の長女・雅美さんが主人公。りんごの味を存分に楽しめるスイーツで笑顔を生む母と娘の日常と、そんな二人を応援する顧客や地域に暮らす人々との交流を紹介する。

舞台は茨城・水戸市


東京都出身の芳子さんは結婚後、茨城・結城市で夫の家業の道具店を手伝いながら、3人の子どもを育てた。

転機となったのは東日本大震災が起きた2011年。県内のリンゴ農家の友人から震災で出荷できないリンゴが送られてきて、食べてみたらあまりにおいしかったので、何とかこのリンゴを生かせないかと考えたことだった。

そこで、芳子さんはアップルパイを作ってみることに。すると次第にその奥深さにはまっていき、試行錯誤を繰り返した芳子さんのアップルパイは、周囲の評判になっていった。

そうして2012年、芳子さんは自宅庭にテイクアウトのアップルパイ専門店「YOCICOTAN」をオープン。そして、そんな芳子さんの姿を見て、長女の雅美さんもスタッフとして加わった。

3年後には、イートインができる店にしようと家族で水戸市へ引っ越し、「YOCICOTAN Cafe」として再オープン。その後、より大きな店にしようと2018年5月、駅前の目抜き通りの新店舗に移転した。

芳子さんの作るアップルパイはリンゴ本来の味を楽しめるピュアプレーンや、クリームチーズ入り、カスタードクリーム入り、チョコカスタードクリーム入り、季節限定のクルミなど全6種類。

季節によって選んだ最適なリンゴを砂糖ではなくメープルシロップで煮て、何層にも重ねたパイ生地で包み、しっとりと焼き上げる。

また美大出身の長女・雅美さんは、店の内装やレシピのイラスト制作などでサポートしている。そして店の2階は芳子さんが応援するシンガーソングライター・磯山純さんに、スタジオとして貸している。

芳子さんは今後、このスタジオからアップルパイ教室のオンライン配信も計画している。

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