――今回、久しぶりの観客ありのライブはどのようにして開催を決定したのですか?
多分、僕一人やったら絶対やらない。もうちょっと事態が収束して、普通にみんなが楽しめるようになるまで、待ったらええんちゃうのって思うんですよね、僕なんかは。でも、スタッフとかは、お客さんの気持ちとか立場をすごい考えるから、ちょっとずつでもやっていくっていう熱意をめっちゃ感じた。
怖気づいてる場合じゃないなぁと。何か起こるかもしれへんやんって思うから、何も起こらんようにしようって思うわけやから。ネガティブな気持ちも絶対大事、そこに気づいた。しゃーないやんって言ったらもうそれで終わりやから、うん"しゃーある!"って思えるようになった。
――実際にお客さんの前でライブをやってみていかがでしたか?
お客さんがおる前で、ライブをやれることが、こんなに自分にとって大事なことやったんやなって、今更ながら気づいた。初心中の初心に戻ったっていうか、そんな感覚やった。
ライブ終わって楽屋に戻ってきても、みんな、すごいシーンとなってるんですね。「あー、やれた」という達成感みたいなものがあって。お客さんがやっぱ安心して見られるっていうのが、めっちゃくちゃ大事なことで、表現する側とそれを受け止める側で成立してる仕事やから。ぜいたくで楽しい仕事やなっていうのはすごい思った。
僕らを押し上げてくれたスタッフに感謝してるし、考えながら探りながらやっていくのが、今のスタンダード。
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