「文豪少年!」プロデューサーが明かす、少年忍者の撮影裏話「日を重ねるごとに皆さんが役者の顔に」

2021/03/21 07:30 配信

ドラマ インタビュー

「WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」を手掛ける井上衛プロデューサー

ジャニーズJr.内ユニット、少年忍者の12人が主演を務める「WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」が3月21日(日)に放送・配信スタート!

夏目漱石や芥川龍之介ら、日本が世界に誇る文豪たちの名作を現代的な視点から新たに解釈した、オムニバス形式となるこのドラマ。WEBザテレビジョンでは、作品の見どころを井上衛プロデューサーに取材した。

少年忍者のレッスンやYouTube動画をひたすら見て研究


――ジャニーズJr.が文豪の名作を演じるという企画に至った経緯は?

ジャニーズJr.の皆さんでドラマを作りたいと話が決まってから企画を考えている中、ふと自宅の本棚を見ていたら、夏目漱石や太宰治など、文豪の名作を現代風にしてみるのが面白いんじゃないかと考えつきました。

その目線で読み返してみたら実際すごく面白かったし、有名な作品でも名前を知っているだけか、教科書などで“読まされた”かで、積極的に読んだ人は意外に少ないんじゃないかと思ったんです。

だとしたら、ジャニーズJr.を好きな同世代の若い方たちにこれを読み解いて伝えるっていうのは、大げさに言えば日本のエンターテインメント界の将来にとってもすごく大事なことなんじゃないかな、と思ったのがキッカケです。

――少年忍者の12人が主演ですが、誰がどの作品に出演するかは、どうやって決まっていったのでしょう?

先に原作の知名度なども考えながら、映像化したい10作品を決めて、それを現代版にアレンジした大まかな構成を組みました。

少年忍者はもちろんグループとしては知っていましたが、お一人お一人の個性までは知らなかったので、レッスンを見学させていただいたり、彼らが毎週水曜日に上げているYouTubeの動画をひたすら見たりして、研究していきました。

そこで特徴をつかんだ上で、この人にはこの作品が、というところを決定。最後はそれぞれの個性に合わせた形で、現代版アレンジの部分を当て書きのように書き換えていった感じです。