セントチヒロ・チッチ「怪獣が出てくるたびに“うぉー”ってなる」<BiSH「ゴジラ S.P」インタビュー前編>

2021/04/06 07:00 配信

アイドル アニメ インタビュー

BiSHのリンリン、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、アユニ・D、ハシヤスメ・アツコ、アイナ・ジ・エンド(写真左から)撮影=鳥羽竜世


――「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」を見た感想は?

チッチ:私たちと同世代かもしれない主人公の二人が、自分たちの知識と頭脳を使いながら、昔からいる怪獣という存在と戦うのがすごく面白くて、合いそうで合わない混じり合う点みたいなのが、この作品の中で好きだなと思いました。

また、怪獣のデザインがジブリの「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」をやっていた山森英司さんで、私はセントチヒロ・チッチなので、個人的に「うわー!」と見ていました。怪獣のデザインってこの作品ですごく大事だと思うので、怪獣が出てくるたびに「うぉー」っていう気持ちになるので、そこもポイントとして見てもらいたいです。

ハシヤスメ・アツコ:ゴジラの実写版は記憶に新しいんですが、2021年にアニメ版を見て、こんなにもきれいなんだって思いました。非日常ではあるんですけど、見ているうちにこれは日常なんじゃないかなってだんだん思うくらい入り込めちゃって。物語の舞台になっている町を探しに行きたいくらいストーリーに飲み込まれたし、作品の色がめちゃくちゃきれいだったので、非日常が日常っぽくて混乱しました。

アユニ・D:私がこんなことを言っていいのか分からないですが、すごくクオリティーが高いなって思いました。怪獣の動き、出てくる姿、背景だったり、アニメのタッチも、映画を見ているようだなって。スタッフの方々がたくさんの時間とたくさんの愛を注ぎ込んでいるんだなというのが印象的でした。

モモコ:ゴジラはコアなファンがいらっしゃるという印象で、私的にはちょっと男性向けなのかなと勝手に思っていました。怖いという印象もあって。でも、この「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」は見やすかったというか、先入観なしで楽しめて、いい意味で裏切られました。

“現代のゴジラ”という感じで、登場キャラクターがLINEのようなトーク画面で会話しているシーンとか、銘ちゃんの服が毎回かわいかったり…私的に親近感を持って楽しめる部分がたくさんあって、すごくくせになる作品だなと思いました。

リンリン:今回初めてゴジラを見たんですが、景色とか背景、写真かのようにすごくきれいで、本当の動画のようになっていて。でも、キャラクターはアニメって感じで描かれていて、現実とアニメの世界観に自分でも混乱するくらい、見ていて面白いなって思いました。

アイナ:私は音楽の入ってくるタイミングや選曲というんですかね? 「このシーンでこの音楽が流れるんだ」って。そこが本当に楽しかったです。見入る要因の一つでしたし、日常でありふれているシーンから突然聞いたことのない昭和歌謡曲が流れ出したり、あまり見たことがない世界観のアニメだなと思って、私は好きでした。