”ジブリ以前”の宮崎駿や高畑勲らが関わった名作が続々! 「劇場版 名探偵ホームズ」「パンダコパンダ」などがBS12で放送

2021/03/21 05:00 配信

アニメ

宮崎駿原案&脚本、高畑勲演出の名作アニメ「パンダコパンダ」がBS12にて放送!(C)TMS

BS12 トゥエルビでは、日本のアニメ史にその名を刻む高畑勲宮崎駿が若き日に携わった名作アニメを続々放送。3月21日(日)と28日(日)には「劇場版 名探偵ホームズ」シリーズ2作品、3月25日(木)には「パンダコパンダ」2作品、そして、4月4日(日)には「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」を放送する。

アニメシリーズから宮崎駿監督作を厳選した「劇場版 名探偵ホームズ」


コナン・ドイルの有名推理小説を、登場人物をすべて犬に擬人化してしたアニメーション作品。霧の都ロンドンのベーカー街を舞台に活躍する名探偵・ホームズ。パイプがトレードマークで明晰な頭脳を持つ彼は、助手のワトソンと共に難解な事件を推理し、解決へ導いていく。

悪の天才科学者・モリアーティ教授やスコットランドヤードのレストレード警部といった、原作でもお馴染みのキャラクターも大活躍。推理劇の魅力にアクションやコメディーの要素も加わり、幅広い世代が楽しめる作品に仕上がっている。

今回放送されるのは、1984年~85年にかけて放送された「名探偵ホームズ」テレビシリーズのうち、宮崎駿の監督作品を抜粋した2つの特別編集版。なお、いずれの作品でも脚本を担当しているのは、後に「この世界の片隅に」などを手掛けた片渕須直。巨匠同士の貴重なコラボレーションは必見だ。

「となりのトトロ」への影響も? 「パンダコパンダ」


パンダブーム真っ只中の1972年に劇場公開されたオリジナル中編アニメーション「パンダコパンダ」。童話「長くつ下のピッピ」の世界観にインスピレーションを受けた宮崎駿が原案、脚本、画面設定を手掛け、高畑勲が演出を担当した。

天真爛漫な女の子・ミミ子とパンダ父子の奇妙で楽しい家族生活を、生き生きとユーモアたっぷりに描き出した本作は、後の高畑・宮崎作品の源流とも言われている。今なお愛され続ける超名作ファンタジーの、シリーズ2作品を一挙に放送する。

名作アニメの知られざる編集版「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」


孤児院からカスバート家に引き取られてきた少女・アンが、プリンスエドワード島の美しい自然の中で、自分の居場所を見つけていくまでを描いた名作アニメ「赤毛のアン」。原作に忠実なストーリー展開ながらも、高畑勲が全編にわたり演出を手掛けており、現在も高く評価されている。

本作は、全50話ある「赤毛のアン」テレビシリーズの第1話~第6話を、高畑が劇場版として再編集した作品。長年日の目を見る機会がなかったものの、アニメの放送から約30年が経過した2010年に満を持して劇場公開された。今回は、4月4日(日)の「日曜アニメ劇場」にて放送される。