――花城さんは、視聴者のためになる言葉、印象に残る言葉を発しようという気持ちはありましたか?
花城:それはあまりなかったですね。結構素のままで語っていました。なるべく肩に力を入れずにしゃべろうと思っていましたが、途中から深くは考えずに思い付いたことを口にしていました。
――「男のやさしさは呪い」という名文句も出ていました。
花城:自分の身に起きたいろいろを思い出しまして。私の方が人生相談したいわ、ということもあるんですよ(笑)。
――花城さんの回答を受けて、鈴木さんには「説法」としてまとめる役割がありますよね。
鈴木:あそこは、お笑いの部分になっちゃうと思います。僕の役割はバラエティーに仕立てることもあるから、そっちの方に持っていっちゃうと思うんですけど、ただ全面的にバラエティーだと、視聴者が付いてこないところがあると思うので、ターゲットとする主婦層のことも考えつつ。結局のところ、番組のテーマは「女性の自立」ですもんね。
花城:それはそうですね。
鈴木:そこを花城さんに分かりやすく言葉にしてもらえればいいんじゃないかなと。見てもらう女性の方が、私もこんな風に生きたいとか、花城さんを見てそういう風に思っていただけるのが一番いいですね。最終的には、宗教めいたことも言ってますけどね。でもそういうものなんだろうなと。
花城:今日の収録の相談テーマもそうですけど、旦那さんのことだったり、自分の今の状況だったり、私に届く相談内容って、言ってみればバカみたいなものも多いんです。でも、そういう相談に本気で答えて、ちゃんと自分で真剣に考えた方がいいですよということを伝えると、それが自立につながったって言ってくれる人もいらっしゃるんです。この番組をきっかけに、人生が変わったという人が出てきたらいいですね。お金があれば解決することも多いんです。無駄に悩んでいるだけだと気付いてくれたらそれでいいのかなと思います。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)