坂元裕二、野島伸司、橋部敦子、安達奈緒子、野木亜紀子らを生んだ「フジテレビヤングシナリオ大賞」の第32回大賞受賞作をドラマ化した「サロガシー」(フジテレビ)が、堀田真由主演で3月24日(水)夜0:55から放送される。(※「世界フィギュアスケート選手権2021」中継による時間変更の可能性あり)
主人公は、同性愛者である兄のため“サロガシー(代理母出産)”を決心した江島環(堀田)。「サロガシー」は、そんな環とその家族を中心に、関係する人々の心情と成長を描いたドラマだ。
オンエア前の作品を事前に視聴し、オリジナルレビューで見どころを紹介する「WEBザテレビジョン」試写室。今回はこの「サロガシー」にスポットを当てる。
建築の現場で働く独身の江島環は、同性愛者である兄・聡(細田善彦)のために、代理母出産(=サロガシー)を決意。妊娠4カ月を過ぎ、事後報告として両親に妊娠の事実を告げる。
そこで初めて聡は自分が同性愛者であることを両親に告白。環も、兄のパートナー・水野圭人(猪塚健太)の精子と自分の卵子で子どもを代理母出産するのだと説明する。息子と娘の話の内容に、父・忠(井上肇)はショックで寝込み、母・彰子(宮田早苗)は、理解できないと頭を抱える。
きょうだいは、兄の元恋人・西岡麻友(松本若菜)が医師として勤める産婦人科に二人で通う。複雑な2人の状況を象徴するように、母子手帳の“お母さんの名前”欄は空白のまま。聡は、環の母性本能の目覚めを心配する。
一方、仕事を続ける環は、会社の先輩・神谷晃(斎藤工)を中心とした男性社会と対立し、悔しい思いをすることも。同僚の野池幸四郎(田村健太郎)はそんな環の良き理解者として見守っていた。そして妊娠9カ月を迎えた頃、環は切迫早産で倒れ緊急入院してしまう。
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