3月28日(日)に放送される「情熱大陸」(毎週日曜夜11:00-11:30、TBS系)に、救命救急医の小倉崇以氏が登場する。
コロナ重症患者を救う最後の砦とされているのが、肺が機能しなくなった際、血液に酸素を供給し、新鮮な血液を体内に戻すことで肺を休ませる装置『ECMO(エクモ)』。しかし、2020年春の時点で、日本国内にエクモがおよそ1400台あるにもかかわらず、扱える医師は60人ほどしかいなかった。
そんな中、エクモネットワークの中心メンバーとして臨床を重ねながら、エクモを扱える人材の育成に尽力してきた救命救急医がいる。それが小倉氏(37歳)だ。彼はいち早く日本の感染症対策の体制に危機を感じ、2015年にイギリスのエクモセンターに留学。ノウハウと技術を学んできた。
同番組が取材をスタートさせたのは2020年12月、コロナ第3波の到来で、重症患者は急増している時期だった。小倉氏の元には、重症患者の受け入れ相談の電話がひっきりなしにかかってくる。彼はエクモを搭載した“エクモカー”を駆使し、日々対応に追われていた。
ある日小倉氏に、エクモネットワークを通じて緊急のミッションが入る。北信越地方の病院からのエクモ手術の支援要請で、これまでエクモの導入を複数回試みたがうまくいかなかった。小倉氏は現地へ向かい、エクモの取り付け手術を行う。さらに受け入れ可能な病院まで患者を長距離搬送する…。1人でも多くの命を救うために、全国を飛び回る男の戦いの日々を追った。
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