『エヴァ』24年ぶりの舞台挨拶に声優陣14人が集結!緒方恵美「送り出すという作業がシンジとしての作業」

2021/03/28 16:25 配信

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「シン・エヴァンゲリオン劇場版」来場御礼舞台挨拶が行われた

緒方「送り出すという作業がシンジとしての作業」

総監督を務めた庵野秀明へのメッセージを求められた緒方は「送り出すという作業がシンジとしての作業でありましたので、観終わったあとも『庵野さんおめでとう』と言って送り出したという気持ちがとても強いです。TVシリーズの一番最後にシンジがみんなに『おめでとう』と言われて『ありがとう』と返したんですけど、そうではなく逆に、自分から離れていく皆さんに『おめでとう』と声をかけて送り出して、自分が残ったというかんじ」

最後には緒方が「エヴァンゲリオンはおかげさまでこの世に長い年月をかけてここまでたどり着いた作品です。ファンの皆さまのなかには、昔はシンジの気持ちで見ていたけれども、今の劇場版ではゲンドウの気持ちになってしまっているとか、そういういろんな方の声を伺うと同時に、今はじめて触れるというような皆さんのお声も聞いています。今、昔のエヴァを見たら、また違う気持ちが湧くのと同じように、今皆さんが『シン・エヴァ』を見て、また数年後に見たらまた違う見方でなにか新しいものが次々と発見できるような、何度も繰り返してみて頂いて、何度も違う思いを抱いて頂けるような作品だと思います。ぜひ何度も見て頂いて、その時の皆さんの気持ちをそのなかから探していただけたらと思います」と締めくくった。