――お2人からご覧になって、「あんステ」の魅力は何だと思いますか?
佐伯 一つは、みんな作品が好きで、キャラクターが好きなんですよね。だからちゃんと表現したいと思うし、思い入れもたくさんあるから、自然とアツくなるんだと思います。僕は流星隊なのでなおさらですね。
横井 これは僕が原作に触れて感じたことでもありますが…彼らはアイドルですよね。でも、その“アイドル”に至るまでに人間くさい生き方や流れ、ときにはびっくりする展開もあって。そのリアルさとパフォーマンスの明暗の差が魅力なんだと思います。人間はメリハリのあるものに惹かれますし、これだけ長い間、多くの人から愛されている理由はそういうところのあるのかな、と。
佐伯 そうですね。今回の「あんステ」では特に、誰もが抱える弱い部分、影の部分が鮮明に描かれていると思います。
――それでは最後に、「~Meteor Lights~」の見どころを教えてください!
佐伯 今回は千秋が現流星隊になるまでの話がすごく丁寧に描かれています。千秋の過去や苦しんだ葛藤を踏まえたうえでの流星隊のパフォーマンスはすごく響きますし、演じていて興奮するところでもあります。千秋に限らず、各々のキャラクターが弱い部分を持っていて、今までにない「あんステ」になるんじゃないかなという印象です。楽しみにしていてください!
横井 アニメや漫画、ゲーム原作の舞台は初めて見る方には分かりづらい部分もあると思うのですが、今回は元々のストーリーを知っていることが大前提でなくてもいい。それぞれの弱さや成長するポイントが描かれていますし、過去と今を行ったり来たりしながら、キャラクターの目的が一つの形を結ぶ瞬間がきちんとあって。何より千秋の姿を見ると、頑張れる力になると思います。「本当は弱い」と自分で言っている男の子が、誰かのために変身する…そんな奇跡ってないじゃないですか。それによって斑やいろんな人が変われるし、流星隊のような家族もできる。全体を通して、そんな瞬間を楽しんでいただけると思います。
斑の見どころは…好き勝手に動いているように見えて、実は自分の弱さを分かっていて、それでも“こう生きる”と決めた男の強さ、芯の部分ですかね。彼が千秋に触れて変われる部分はもちろん、1人でステージに立つことを選んだ男のエネルギーを見てもらえたらなって思います。ハッピーな曲からドストレートな曲までやります! たくさんの人に届いたらうれしいです。
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