「ワイルドだろぉ〜」のスギちゃん、オードリーのラジオから逃亡した過去を懺悔

3月29日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)にスギちゃんがゲスト出演し、オードリーのラジオでの“逃亡”エピソードについて語る場面があった。

この日の放送では「ワイルドだろぉ〜」のフレーズで一世を風靡したスギちゃんが先生役で登壇し、ブレーク後に感じた自分の不甲斐なさについて授業を行なった。

ブレークの翌年、ゲストの素顔を掘り下げるトーク番組「A-Studio」(TBS系)に出演したスギちゃん。「A-Studio」はスギちゃんがブレーク前から前説を担当してきた番組で、MCの笑福亭鶴瓶に「成長した姿を見せたい」という気持ちも大きかったが、本番ではウケ狙いに終始したせいでトークが空回り。思い入れのある番組にもかかわらず不甲斐ない出来に終わったスギちゃんは、本番中にセット裏で床に突っ伏して号泣したという。

その後の落ち込みも激しく、ウケないことに対する不安をスギちゃんは自身のブログで「今、何一つ結果が出ない日々が続いてるぜぇ」「まぁ消えるのも仕方ないなって感じだぜぇ」などと綴っており、ブログでのネガティブな発言はネットニュースにもなっていたとか。

オードリーのラジオではそのブログの内容をたびたびイジっており、若林正恭はこの時の状況を「我々の商売、傷口に塩塗って笑うしかない。やるしかないじゃん、こういう時は」と語り、スギちゃんの辛い日々をどうにかして笑いに変えられたら、と思っていたことを明かす。

だが、当時のスギちゃんはイジられることを避けてしまい、オードリーがラジオの最中にかけてきた電話に対して「仕事中だから」と嘘の理由を付けて“逃亡”。スギちゃんはその時のことを振り返って「今思えばイジられておけばよかった。あそこで変わったんじゃないかとも思う。でも俺は『うまく返せない』と思っちゃった」と、本音を打ち明けていた。

また、精神的に追い詰められていたスギちゃんが立ち直るきっかけとなったのは、石橋貴明からの「何ヘコんでんの？ スギちゃん元々実力ないんだからヘコむ必要ないじゃん」という言葉だったとか。この一言で目が覚めたというスギちゃんは「実力がないのに実力があると過信していた」と自分の“しくじり”を認めつつ、「(自分を過信した状態で)あのままいってたら辞めてたかもしれない」とも語っていた。

放送終了後のネット上には視聴者から「鶴瓶さん、石橋さん、オードリーさん…スギちゃんに味方してくれる顔ぶれがスゴい」「自信は必要だけど過信は禁物ってことですよね」といったメッセージが書き込まれていた。

次回の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」は4月5日(月)放送予定。