江川卓が引退を決意した時の心境を告白「“ご自分もそうでしたよね?”って言えなかったんですけど」

2021/03/31 12:12 配信

バラエティー

「チマタの噺」MCの笑福亭鶴瓶2015年ザテレビジョン撮影

3月30日に放送された「チマタの噺」(テレビ東京系)は、元プロ野球選手・江川卓がゲストの後半戦。プロに入って約9年、32歳の若さで引退を決意したその真相を語った。

司会の笑福亭鶴瓶が「なんで8年で(現役を)辞めたの?」と聞くと、江川は「9年です」と訂正。鶴瓶が「細かいなぁ」とぼやくと、江川は「10年って言うのはひとつの区切りなんです。で、東京ドームができる時(1988年)だったんですよ。10年目が。だから東京ドームでやりたいなって思ったんですよ、初めてのドームですから」と説明。

鶴瓶が「やったらええやん」と言うと、江川は「いや〜持たなかったですよ、肩が」と左手で右肩を押さえ、鶴瓶が「それは、これぐらいで妥協しようと思うんやったら投げれたやろ?」と聞くと、「妥協しないんですよね」と江川。

鶴瓶があきれると江川は「あの13勝してるんですよ。辞める年(1987年)。でも次の年やったら一桁になると思ってたから。多分6勝とか7勝で終わるの分かってたので。それとやっぱりお客さんに対しては、若干その、なんて言うんでしょうね、自分の(本調子の)ボールを見せられないまま行ってるわけですよ。そこはやっぱり(ストレスが)溜まってるわけです」とコメント。

鶴瓶が肩を壊した理由を尋ねると、江川は「やっぱりすごい、アマチュアの時投げ過ぎたから。すごかったんですよ。遠征が来るんですよ、招待試合っていうのが。招待試合毎週行って帰って予選投げて、大学も連投でしょ、だから。4連投っていうのもありますから。4試合続けて投げたこともあるし。だからもう(肩が投げ過ぎで)おかしかったんですよね」と明かした。

また、鶴瓶から現役を辞めるときのことを「辞めんといてくれ言うたやろ? 誰やった監督は?」と聞かると、江川は「王さんです」と返答。

続けて「王さんも30何本打って辞められたんですよ、ホームラン。普通30何本打ったら(現役)やりますよね。そこで言いたかったんですけど『王さんも30何本?』って。言わないじゃないですか。監督だから言えないじゃないですか。『ご自分もそうでしたよね?』って言えなかったんですけど」と当時の王監督への思いを告白し、笑いを誘っていた。

次回の「チマタの噺」は4月6日(日)夜0時より放送予定。ゲストは片岡鶴太郎。

関連番組

関連人物