2日目となる表公演のテーマは“家族”。ももクロは、メンバーカラーのスーツに身を包んで登場した。スーツは、2020年11月に行われた視聴者参加型配信ライブ「PLAY!」で身に着けていたものだ。
MCタイムでは、久しぶりにファンの顔を見られた喜びを語った4人。感激で涙を浮かべるリスナー、ファンもいる中、それを見た高城も「泣きそうになった」と明かした。
次のMCコーナーでは、このイベントのタイトルに「うそつきバレンタイン」とあるように、ももクロが「ウソのような本当の話」を語る。玉井は「今日、あーりん(佐々木彩夏)と同じ香水をつけている」「冬は週2~3回は鍋」など、ファン必聴のエピソードを明かした。
その“鍋”というワードにちなみ、ここからは「お父さん鍋」のコーナーに。ステージ上に登場した鍋の中に、お父さんにまつわるトークテーマが書かれた「エピソードの具材」が入っており、そのテーマに沿った“お父さんエピソード”を展開していくことに。
そんな中、この日のゲストの中川家が登場。ももクロとは初共演となる中川家。ももクロの印象などを明かしつつ、中川家を交えてお父さんの面白話を聞いていく。中川家が次々に披露する父親にまつわる仰天エピソードに、メンバーは驚きつつも「お父さんに会いたくなりました」と笑いをこらえきれない様子だった。
中川家と別れを告げ、再びライブパートへ。ソロ曲を披露するコーナーへと移っていく。前日は百田と高城が披露したため、この日は玉井と佐々木の出番。
まず玉井がステージに登場すると、会場は即座に黄色のサイリウムで染まった。「涙目のアリス」の切ない歌詞をしっとりと、しかし力強く歌い上げた。
佐々木は「ハッピー・スイート・バースデー!」を披露。パレードを象徴するようなこの楽曲を、佐々木らしいキュートな振り付けと歌声で熱唱し、ファンを魅了した。
ここからは、ももクロが初めてとなる朗読劇に挑戦。タイトルは「つけない嘘」。一人暮らしの娘の元に、父親からの荷物が届く。その数日後、母親の親友と名乗る人物が娘の元にやって来るが、それによって両親の隠しごとが次々と明らかとなる、といったストーリーが展開。家族の大切さを感じられる胸に響く物語をつなげるように、小田和正の「たしかなこと」をカバー。しっとりとした歌声で会場を包み込んだ。
イベント終盤、ラストスパートとして「行くぜっ!怪盗少女-ZZ ver.-」、転調が特徴のももクロ10周年記念ベストアルバムに収録された楽曲「クローバーとダイヤモンド」を披露。そしてアンコール曲「オレンジノート」で締めくくった。
最後に、久しぶりの有観客ライブに「ライブが帰ってきた!って感じ」と喜びを明かし、「家に帰るまでが『バレイベ』ですよ!」と会場に集まったファンに呼びかけ、4人はステージを後にした。
そして、2022年2月12日(土)、13日(日)の2日間にわたって開催される「バレイべ」の会場がさいたまスーパーアリーナになることが発表され、2日間にわたるイベントは幕を閉じた。
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