中村優一、映画「スレイブメン」撮影の裏側を明かす!

2017/03/10 10:00 配信

映画 インタビュー

3月10日(金)より全国順次ロードショーとなる映画「スレイブメン」の主演・中村優一にインタビューを敢行!


――では、撮影はいかがでしたか?

夜9時までにはある程度の出演者を返さなきゃいけないとか、数十分でこのシーンを終わらせないととか、本当に時間がない中での撮影で。「撮影に10日くらい掛かるよね」と言われるのですが…実は、撮影期間は5日です(笑)。ほぼ暗くなっているのにカメラの技術で明るく見せていたり、カット数の多いアクションシーンでドタバタしたり、役どころやシーンの変化に合わせて気持ちを切り替える間もなく撮影に入ったりと、時間がなくて苦労した点は多いですね。だからこそ、ワンカットごとに一人一人が集中して結束できたとも思います。

――5日ですか!? 撮り直す時間もなさそうですね…。

最後の撮影はもう無意識な感じで、終わったら安心したのか熱が出ましたね(苦笑)。オープニング冒頭や彩乃と出会ったシーンなどハンディーカメラで撮影している映像は、実際に演じながら僕が撮った映像が使われているんです。長ぜりふで演技もしなきゃいけないし、監督からはこんな映像がほしいという要望もあったし、本当にワークショップに参加して監督や共演者とのコミュニケーションができていなかったら、現場では「できない」って戸惑うだけだったと思います。自撮りのシーンは実際の自主映画という感じで、アドリブ力も付いたと思いますし、「井口監督だったら…」とか自分なりに考えて撮影した映像が使われていたのもうれしかったです。

――まさに、監督と意識を共有できていたからこそですね。今後、挑戦してみたいと思うことはありますか?

自撮りした映像を、井口監督に「使えるじゃん」って言っていただいたので、機会があれば自分で撮ってみたいなという願望も芽生えました。あと、アクションの一部も僕がやっていて、できれば全部やりたかったのですが、時間がない中で素人の僕が「やりたいです」とは言えなくて(苦笑)。アクションにも挑戦したいですし、また井口監督作品に出させていただきたいです! 動物や物も演じてみたいですし、ワークショップでやった「ゾンビ」みたいに自分の顔が出てないような役でも挑戦していきたいですね。

――最後に、見どころや注目ポイントを教えてください。

井口監督の魅力的な世界観が詰まっていて、新しい特撮、ヒーローが誕生したと思うので、特撮が好きな男性でも女性でも楽しめると思います。あと、監督はロマンチックらしいんですけど、「ロマンチックな作品を撮れてないから、自分のロマンチックな部分を今回出せれば」と言っていました(笑)。実際、女性目線だったり、女性がキュンとしたりする作品にもなっていると思います。地球を守ったり、世界を救ったりというのがヒーロー像だと思いますが、この作品は「君だけを守る」というキャッチフレーズを頭に入れて見ていただくと、最後にどういうことなのかって腑に落ちると思います。

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