田中圭、原田雅彦から金メダルをかけられ「グッときちゃいました。何度触らせていただいても重いですね」

田中圭が4月5日、都内で開催された映画「ヒノマルソウル～舞台裏の英雄たち～」の完成披露イベントに出席。共演の土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)や飯塚健監督、本作のモデルとなった西方仁也と長野五輪金メダリストの原田雅彦と共に、作品への思いなどを語った。

「ヒノマルソウル―」は、1998年の長野オリンピックで日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダルを陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化したヒューマンドラマ。4人の代表選手と25人のテストジャンパーたち、それを支える家族や関係者たちの姿が描かれる。

リレハンメル五輪に出場するも銀メダルに終わり、4年後の長野では代表に落選。テストジャンパーとして参加した西方を演じた田中。

西方は決断ができない優柔不断な性格で、最後にみんなが飛ぶ姿を見てやっと踏ん切りがつき気持ちが変化するキャラクターだが、田中は「僕は人が変わるには、人との出会いが一番だと思っていて。周りの人に影響されて自分が変わっていく様を、お芝居を通して体感できたこともあり、最後のみんなが飛んでいくシーンの感動は特に覚えてます」としみじみ。

他の印象的なシーンを聞かれると、共演の古田新太演じる神崎が西方に「飛べよ」と言うシーンを挙げ、「無言の見つめ合いがあるんですけど、あの人(古田)が僕の名前を忘れてるだけですから。あれはベテラン俳優の匠の技ですね」とぶっちゃけ、キャスト陣は爆笑。

また、「でもそれがめちゃくちゃ好きで。(古田は)『ごめん、忘れた』と一切言わないけど、明らかに考えていて。あのシーンは見返したらくすっと笑ってしまうほっこりシーンになっています」とニヤリ顔で明かした。