イベントの途中からは、西方と原田が登場。西方は自身を演じた田中に「私の心の内を正確に細かく演じてくれて感謝しています」と口にし、「この映画を見た子どもたちが大きな夢を持ち、将来、『オリンピック選手になりたい』と言ってくれるような作品になればいいなと思います」と期待を。
それを受けて、田中は「実際に生きた人たちがやったことを、僕らが映画を通して体感させていただきますが、見てくださる皆さまや作品全体のことをもちろん考えますが、やっぱりご本人が嫌だなと思うことは一番嫌で。自分が話したことが記事になった時、自分の思いとは違う風に伝わるときの悔しさやどうしようもできない感じは僕自身も知っているので、台本を頂いた時に一番気になったのは、西方さんの気持ちがどこまで正確に書いてあるか、ということだった」と回顧。
そんな中、撮影途中で西方に会って話した際、台本と西方の思いにぶれがないことを知れたそうで、「そこで1個ギアが入りました」と感謝した。
最後には、田中が「本当にいろんな方々が支えてくださって、この映画ができています。この映画だけではなく、僕らの人生において、1人だけでできることなんて0だと思います。この映画は一人も欠けちゃいけないと、全員で盛り上げていて。見終わった後に自分も負けていられない、明日から頑張るぞ、といい後味をくれた映画でした」とアピールし、「『みんなで』というメッセージが、今日この場所を皮切りに広がっていけばいいなと思います」と期待を込めた。
フォトセッションでは、原田が当時の金メダルを田中の首にかけるサプライズも。田中は「グッときちゃいました。撮影の時にも持たせていただいたんですけど、何度触らせていただいても重いですね」と感極まった様子で明かしていた。
映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」は、5月7日(金)より全国公開。
◆取材・文・撮影=TAKAMI
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