まずは、格闘技歴はわずか4年と、遅咲きである安永吏成(やすなが・りせい/26歳)に注目。168cm/65kgと小柄な安永だが、『絶対勝ち残ってやる』という気持ちの面で大きな存在感を放つ。
1次面接のときから「強いのが第一条件だと思うんですけど、人として魅力のある選手を目指す」と真っすぐな瞳で宣言し、番組の格闘サポーター・神谷健太(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)も「すごくひきつけられるものがあって、良い目してた」と一押ししている。
安永は「格闘技を始めたのが遅くて、みんな小さいときから始めてるアスリートばかりだと思うんで、キャリアなんて関係ないと思っています」と語り、自身を「闘ったりとかするのが好きで負けず嫌い」と分析している。ケンカに明け暮れたヤンチャな過去を持ち、格闘技をやってる相手とケンカになり倒した経験から「大したことないじゃんって思って始めたのがきっかけ」だという。ところがジムに行き始めると、今度は「ボコボコにされた」という。
「ちゃんとやってる人は強いんだ」と心に火が着き、安永は大手企業を辞めて一念発起し、格闘の道へ。タイへ2度修行へ行き、現在は「1日格闘技漬けの毎日を過ごしてみたい。時間を無駄にしたくない」と練習とバイトに明け暮れる毎日を送っている。
「そこまでしないと技術がまだまだなんで」と気持ちでは負けない男。「『やれば、できる。』というのを、どんどん強くなって結果残して、証明していきたい」と誓う。
“地獄の合宿”と称された二次選考、最終日の朝(4月3日放送分)、怪我してる者は練習を控えるよう言い渡されたが、安永は「やってダメだったら抜けるって形でも大丈夫ですか?」とガッツを見せた。那須川天心とスパーリングをして、実力の違いを見せつけられた彼は、この先どのような活躍を見せていくのだろうか。
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