生田絵梨花&松村沙友理「賭ケグルイ」SP対談!松村『一緒に入学したら一番にいくちゃんに勝負を挑もう』

2021/04/09 17:00 配信

映画

「賭ケグルイ」シリーズで夢見弖ユメミを演じている松村沙友理(左)と、三春滝咲良を演じている生田絵梨花(右)撮影=大石隼土/取材・文=玉置晴子/スタイリスト=鬼束香奈子/ヘア&メーク=スズキユウジ、吉田真佐美/衣装協力=DRWCYS、MERCURYDUO、ヴァンドーム青山、 Kengo Kuma+MA,YU、CARRANO(生田) 、Lily Brown 、ヴァンドーム青山、FABIO RUSCONI(松村)/プロップスタイリスト=石井くみ子

ギャンブルで学内のヒエラルキーが決まる私立百花王学園を舞台にした、勝負に勝つか負けるかの極限のリスクバトルが人気の実写版「賭ケグルイ」シリーズ。早乙女芽亜里(森川葵)を主人公に描いたスピンオフドラマ「賭ケグルイ双(ツイン)」(Amazon Prime Video)が配信中。さらに、史上最狂の敵とのバトルがアツい「映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」が4月29日(木)に公開される。今回は、スピンオフドラマでシリーズ初出演し、生徒会役員の三春滝咲良を演じる生田絵梨花と、前作より引き続き、生徒会役員でアイドルの夢見弖ユメミを演じている松村沙友理に直撃インタビュー。共に乃木坂46に所属する2人に、本作で感じたことや、それぞれの好きなキャラ、お互いの勝負強さについて語ってもらった。

世界に入ってなじめるのか最初はすごく不安でした

――生田さんは「賭ケグルイ」の世界に初挑戦ですが、お互いに出演が決まったときの感想を教えてください。

生田:私はまちゅ(松村)が出演していたこともあって、以前から注目して見ていたんです。なのでまずは世界に入ってなじめるのか最初はすごく不安でした。視聴者から見ると殺伐としているような気がして…。でも入ってみると温かく和気あいあいとした現場でそんな不安は吹き飛びました。
松村:私も最初はそうだった! 周りの方がキャラを演じる力がすごい人たちばかりなんで…。でも入ってみるとすごく楽しいんだよね。いくちゃん(生田)はどんな感じなのかな?ってちょっと興味があったんだよ。
生田:事前にまちゅにどういう雰囲気か聞いたもんね。長回しが多いと聞いたときは大丈夫かな?と心配したけど、逆にその方が集中できてよかった。
松村:映像を見たら「さすが天才だな」と思ったよ。すごくなじんでいて。ちなみに私は、今回、再びユメミを演じられると聞いたときは“うれしい”しかなかった!シリーズ物に参加させていただけるのは、ほぼ初めてなので…。あとは、今回は自分がギャンブルをするわけではないのでリラックスしながら、この世界観をたっぷり味わいました。

――生田さんは卓越した分析力を持つ大和撫子の三春滝を、松村さんはいつもはアイドルらしい笑顔を見せるが楽屋ではキレまくりの二面性の持ち主のユメミを演じましたが、それぞれキャラクターの魅力はどこにあると感じましたか?

生田:三春滝はどんなことがあっても動じない強さがある人物。目力や心根の強さは魅力ですね。そしてその根底には女性らしい心情や揺らぎがあるような気がして、それが彼女の自分の信念を強く持つ凛とした姿に現れているような気がします。勝負をしているときは周りの個性が強いので、全く動じないように演じました。それが強さとして見えたらいいと思います。
松村:ユメミは後先考えずに行動しちゃう子だけどそれが素敵。アイドルとして地位を築いているということは、意外と我慢強いところもあるのかもと思ったりします。
生田:そういえば英勉監督が「あいつはすごい」って言っていたよ。映画は物語的にピリピリしているけど、ユメミちゃんだけはずっとニコニコしているって。
松村:楽しんで演じているのが伝わったのかも。私、空気が張り詰めていてもなぜか手だけ自然とユメミのポーズになっちゃうんだよね(笑)。
生田:ユメミちゃんのアイドル的な部分はまちゅそのもの。裏の顔はわからないけど(笑)。
松村:実は結構、色んな人にあれは素でしょと言われるんだよ(笑)。
生田:まちゅは楽屋でもアイドルっぽいポーズを取ったりするから、余計に見えないところではもしかして…と思うのかも。あとあの演技がすごいから。
松村:ありがとう。いくちゃんも三春滝っぽいところあるよ。高貴なオーラはもちろん、真面目で物事を突き詰める人だし。それにしてもあの男子を後ろに携えて歩いている姿がカッコよくて似合っていた。
生田:あれは見どころの一つかも。なんか笑えるよね。
松村:私にはできないな~。

――個人的に、ここに注目して欲しいシーンを教えてください。

生田:MVみたいになっているオープニングです。毎話微妙に違うんですが、あれはめちゃくちゃカッコイイ。私はアクションをしているんですが、それが難しくって…。監督とは映画「あさひなぐ」(2017年)でご一緒したのですが、そのとき長刀をやっていたのを覚えていて「できるでしょ」って。なぜか私も「できます!」って言っちゃって。やっぱり動きが違うので、そんな簡単なことではなく…3日間は練習しました。メンバーの中で一番時間をかけて準備をした動きをしたと思います。
松村:私はやっぱりユメミのかわいさを見て欲しい!前回から2年経って大人になったと思っていたのですが、監督から「ユメミ、若返った?」と言われて、すごくうれしかった。あと生徒会が映るシーンなど、自分が思っている以上に見切れて映っています(笑)。セリフがないところもユメミとして楽しんでいたのがよかったのかも。仕草ひとつひとつに注目してもらいたいです。
生田:監督が言ったの分かるな~。まちゅ、どんどんかわいくなっている気がする。
松村:いくちゃんは会うたびいつも言ってくれるよね。本当にうれしい!