海と魚を愛してやまない渚海音(石原さとみ)は、芝浦海洋大学の鴨居研究室に所属する研究員。ある日、大好きな星ヶ浜海岸に巨大マリンリゾートが建設されるというニュースを見て驚愕する。しかも、目玉の「海中展望タワー」は、海洋環境に多大なる影響を及ぼすこと必至。それは、海音が繰り返し見る、“ある悪夢”が現実になったもののようだった。
ゲスト出演することになっているローカルテレビ番組のスポンサーに、リゾート開発を進める蓮田トラストが入っていることに気づいた海音は、“これは計画反対を伝えるチャンスかもしれない”と考える。
一方、蓮田トラストの御曹司で、三兄弟の次男・倫太郎(綾野剛)は、父・太郎(鹿賀丈史)から呼び戻され、ロンドンから帰国。星ヶ浜でのリゾート開発の陣頭指揮を任される。
次期社長とうわさされる兄・光太郎(大谷亮平)、お気楽な弟・榮太郎(渡邊圭祐)に挟まれ、無愛想で仕事に厳しい倫太郎は社員たちから疎まれるが、「海中展望タワー」の建設には並々ならぬ思い入れがあった。
テレビ番組に生出演した海音は、進行を無視してマリンリゾートには反対だと訴え、現場をヒヤヒヤさせる。その放送後、海音が蓮田トラストの担当者を探していると、セット裏で水槽の魚を愛おしそうに見つめている倫太郎の姿が。その優しい眼差しに思わず引き寄せられる海音。
しかし、突然厳しい態度に戻った倫太郎から放送中の発言を責められ、二人の出会いは一瞬にして最悪なものに。そして翌日。話したいことがある、と蓮田トラストから呼び出された海音を待っていたのは、倫太郎と対立関係にある兄・光太郎。
海音は、リゾート開発チームにアドバイザーとして参加してほしいと頼まれる。
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