奥平大兼「生きてさえいれば、本当にそれでいいと思います」役者として見える世界とは

2021/04/07 19:26 配信

ドラマ

4月8日(木)スタート「レンアイ漫画家」(フジテレビ系)に出演する奥平大兼撮影=富田一也

他人と話す中で、気持ちに変化が出るんだと思います


――作中では、5回告白され、押しに負けてOKする場面もあります。奥平さんは押しに弱い方ですか?

僕もそのタイプだと思います。さすがに告白は自分からすると思うんですけど、出会ったときは(相手のことが)分からないじゃないですか。相手のことが気にならない限り、自分からファーストコンタクトで話し掛けたり仲良くするのが苦手なので、話しかけてくれたらうれしいですね。そうやって話していく中で、気持ちにも変化が起きたりするのかもしれないです。

――元々苦手だったけど、人から推されて好きになったものは?

他人から薦められたものって、体験する気がなくなったりしませんか(笑)? 「これ面白いよ」とか「すごく良いよ」って言われると、なぜか避けちゃうんですよ。父親からずっと「音楽が好きなら、Tザ・ビートルズを聴いたらいい」って言われていたけど、当時の僕はクラシックを聴いていたので「俺の方が昔の音楽を聴いてるじゃん!」って思っていて(笑)。でもいざ聴いてみたら、すごく衝撃を受けたんです。知っている洋楽にもザ・ビートルズの影響を受けている曲や、似ている曲がたくさんあることに気付きました。「なんでもっと早くから聴かなかったんだ!」って悔しくなりましたね(笑)。

――幅広いジャンルの音楽が好きなんですね。

昔のものが好きですね。思えば、父親がレッド・ホット・チリ・ペッパーズがすごく好きで、子供の頃も家でずっと流れていたんです。マイケル・ジャクソンもよく流れていたけど、誰の曲か当時は知りませんでした。僕自身は、ずっとクラシックを聴いていましたが、1年前くらいから洋楽を聴くようになって。一番好きなのはエアロスミスです。音楽は、同世代よりも年配の方と話が合う気がします。

――先ほども「同世代と話すのが苦手」と言っていましたが、もしかしたら奥平さん自身が大人っぽくて、年配の方と話が合うのかもしれませんね。

大人の方は、僕より長く生きている分、話していて学べることがすごく多いなと思うんです。こうやって話すと、僕の精神年齢が高いみたいに思われるかもしれないですけど、低いんですよ(笑)。だからその反動で、精神年齢や実年齢が高い人と話して、自分と違う考えを知りたいのかもしれません。

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