一緒に登壇した若手バイプレイヤーズのメンバー、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那らを交えて、撮影中のエピソードを披露したり、本作のキーキャラクター犬の“風(ふう)”とのシーンを振り返ったり、キャストたちの仲の良さがうかがえるトークセッションが展開された。
そして最後のあいさつでは、松重が「テレビの最中に大杉漣さんが僕らの前から突然いなくなって、にわかに信じられなかったし、3年たったんですけどまだ信じられません。お葬式の時ですら、祭壇の裏から『いやぁ、みんな驚かしちゃってごめんね』って出てくるんじゃないかとずっと思ってて。
今日もスクリーンの裏で待機してて、みんなを驚かせようとしてるおちゃめな大杉さんがいる感覚がずっと抜けないんです。僕らが『バイプレイヤーズ』で前面に出てやるのはこれが最後だと思うんですけど、206のスクリーンで公開されるということで、そこに206の大杉さんが裏で待機していて、皆さんが喜ぶ姿を見ているんじゃないかと思うと、こちらもグッとくるものがあります。その魂が届けばいいなと思っています」と、大杉さんへの思いを込めたメッセージで締めくくった。
映画「バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜」は公開中。
◆取材・文・撮影=田中隆信
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