――では、学園イチのイケメンで人気者の圭吾を演じる神尾さんはいかがですか?
神尾「まずオリジナルドラマなので原作がないぶん、キャラクターを1から作っていけることがうれしかったのと同時に、指標がない分、難しかったですね。しかも僕のイメージにないテンションの高い役なので、そこをどうやろうかな?と。なので、友達と飲んで酔っぱらってる時の感じとかを思い出して参考にしました(笑)。圭吾はすごい無邪気で、誰とでも仲良くできるし、自分のことも大好きな人。だから、普段からナルシスト的な発言もしたりするんですけど、実は秘密があるという役どころです」
――秘密があるという点では、学園イチの美女である百合もそうですよね。
愛花「そうですね。百合は実家がコスメ会社の一人娘のお嬢様で、モデルもしていて、フォロワーがたくさんいるキラキラした女の子ですが、正直、第1・2話の脚本を読んだだけではどういう人かよく分からなくて。撮影の序盤は、私が思っている百合と、監督が思っている百合、みんなが考える百合像が全部違ったので、本当に試行錯誤しました。最終話まで読んで、初めて彼女の悩みや抱えていること、そして、みんなに対しての思いが分かりました」
――確かに百合は、序盤で見え方が目まぐるしく変わる人物ですよね。そういう意味では、板垣さん演じる謎の転校生の空も掴みどころのない人物だったのでは?
板垣「僕はオーディションの時から空がやりたいと思っていました。まず、空って名前が良くないですか?(笑) それに彼が屋上で話している時とか、本当の“空”みたいな存在だなと思って。身近だけどよく知らない、1番掴めない人物という感じがしたので、演じてみたいなと思ったんです。作品自体についても、コンプレックスを乗り越えていく物語でもあり、それを恋愛ドラマで描くというのがなんかいいなぁって思いました。愛は世界を救うじゃないですけど、それぐらい大きな気持ちが台本から伝わってきました」
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