番組の後半では、文部科学省が若者たちに教員という仕事の魅力を伝えるため、教員たちにSNSでの発信を呼びかけた「#教師のバトン」プロジェクトが、本来の趣旨に反して教育現場の過酷さを訴える悲痛な声が相次いだことを報じた。
現役の中学校教師や元文部科学事務次官の前川喜平氏をゲストに迎え、EXITと教師の働き方改革はなぜ進まないのかをテーマに議論を展開した。
老人ホームでの介護職を経験したりんたろー。は、「教育現場は介護の現場と同様に、やりがいや楽しさ、癒しだけでなんとか成り立っている世界だな、と感じた。その理想とスーパー激務で現実とのギャップを縮めていかないと、教育現場も破綻しちゃう。
例えば、夏休みの16日間は学校から先生を解放するとか、思いきって給与をあげるとか、外部の人を雇うとか、そういうお金を投入していかないと、もうキワキワまで来ているぞという印象を受けた」と自身の経験に基づいて語った。
一方で、相方の兼近は「僕は小学校と中学校で、先生に“時間外労働”を信じられないくらいさせてきた」と告白。
「担任の先生と毎日マンツーマンで会話していたし、それ以外にも校長先生や教頭先生にも僕に対して時間を使ってもらっていた。本当に迷惑をかけてきたので、その分を教育現場に恩返ししなきゃいけない、先生方の助けになりたいという想いが強くある。先生って昔から憧れの職業だったからこそ『先生なんだから、我慢してしっかりしろ』というような扱いも受ける存在だと思う。だから、今こそ改めて教師の大変さを世間に知っていってもらうのが大切だと思う」と、問題児だったからこその想いを語った。
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