<DIVE!!>開始1分で衝撃!HiHi Jets井上瑞稀、高橋優斗、作間龍斗の飛び込みがすごい<試写室>

2021/04/14 09:00 配信

ドラマ

【写真を見る】存在感抜群!プールサイドに真っ赤なスーツスタイルで現れた敏腕コーチ役の馬場ふみか(C)2021森絵都・角川文庫刊/ドラマ「DIVE!!」製作委員会


第1話レビュー


放送開始1分で目が離せなくなった。泳げない上に高所恐怖症だと言っていた井上瑞稀が、いきなり驚くべき飛び込みを披露するからだ。そんな井上の見事なダイブから物語が始まる。

高さ10メートルの飛び込み台に立つだけでも怖いのに、そこから時速60キロで降下、さらには1.4秒の間に空中演技をするとは…想像もつかない。他の仕事と並行しながら相当の練習量をこなした、井上、高橋優斗、作間龍斗の、主演ドラマに懸ける思いは強く、熱い気持ちをひしひしと感じる。

1話では、「いつもなんにでも本気になれない」とまだなんとなく練習をしている知季(井上)。一方クラブのエース・要一(作間)、断崖から大胆に海に飛び込むダイバー・飛沫(高橋)は、すでに飛び込むときの“顔つき”からして違う。役としての自信が、猛練習に裏打ちされた作間と高橋の自信とリンクしているように感じた。そんな二人に刺激され、次第に本格的にアスリートの眼差しへと変化していく知季を楽しみにしたい。

彼らの努力のたまものである飛び込みのほかにも、コミカルな描写にも注目だ。監督は「おっさんずラブ」(テレビ朝日)や「極主夫道」(読売テレビ)などを手掛けた瑠東東一郎ということもあり、随所にクスっと笑える小ネタが散りばめられている。「オリンピックで金メダルを取るためならなんだってする」と真剣に言っていた要一が、その後に自宅でモノボケをさせられるシーンは、ギャップがあってかわいかった(笑)。

何かに打ち込む、夢中になる、目標がある、そんな姿がまぶしくてうらやましく感じた。井上が「こうして僕が苦手と戦うことで、今何かと戦っている誰かに勇気や『絶対できるぞ』というメッセージを伝えたい」と話す通り、たくさんの人の背中を押す、前向きな作品となっている。

※高橋優斗の「高」ははしごだかが正式表記
◆文=&.

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