菅田将暉主演の土曜ドラマ「コントが始まる」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)の第1話が4月17日に放送。現代の5人の若者の生き様を描く群像劇として、まずは菅田らが演じるトリオ芸人の歴史や出会いのストーリーが展開。若者たちのリアルな思いをとらえた描写に多くの視聴者が引き込まれ、タイトルがTwitterの国内トレンド1位になった。(以下、ネタバレがあります)
売れないトリオ芸人「マクベス」のツッコミ担当・春斗(菅田)、ボケ担当の瞬太(神木隆之介)と潤平(仲野太賀)、そして彼らのファンになるファミレス店員・里穂子(有村架純)、その妹のつむぎ(古川琴音)という5人の若者による群像劇となる本作。
毎話、ドラマのトップシーンがマクベスのコントから始まり、残りの53分間の物語の重要な伏線としてつながるという異例の構成で、大失敗の人生を歩む若者たちが思い描きもしなかった未知の幸せと巡り合うさまを描く。
第1話の始まりは、コント「水のトラブル」。ラーメン店で、店員が触ると水がメロンソーダになるというネタだった。そして、その動画を見ている里穂子へと切り替わり、一緒に暮らすつむぎとの会話から、マクベスを好きになったきっかけが明かされた。里穂子がバイトするファミレスでマクベスの3人がネタ作りをしていて興味を持ち、いつしか心の支えにまでなっていた。
ところが、初めて出かけたマクベスの単独ライブで、次回のライブをもってマクベスの解散が発表される。その帰り道、春斗に声をかけられた里穂子が解散の理由を聞くと、春斗は「約束だからね」と返答。そこから同じ高校の同級生だった春斗、瞬太、潤平のマクベス結成から現在までの物語が映し出された。
芸人の世界は厳しく、なかなか売れないマクベス。春斗と潤平は芸人になるとき、親と10年で売れなかったら辞めるという約束をしていたのだった。
張られた伏線は実に巧みだった。ファミレスで春斗が里穂子に言った「何人に見えます?」も、メロンソーダも、ラーメンも…一つにつながっていくとき、何度膝を打っただろう。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)