――神尾さん演じる圭吾の親友として意識したことは?
圭吾は自分の思ったことが全部出る人間で、たぶん不器用。だから、滝川の役目として、「圭吾はこんなふうに言っているけど、めっちゃいいやつだからね」というニュアンスのツッコミを入れ、みんなと圭吾を繋げる感じかな?と思っていました。
あとは、(圭吾役の神尾)楓珠とはもともと仲が良かったので、普段と変わらない空気感が出せたらいいなと思いました。
――では、空役の板垣瑞生さんとは?
瑞生とは少し前にも共演したのですが、そこではあまり話せなかったので、すごく話したかったんです。今回、いろいろ話す時間もあって、年下ですけど、尊敬できる素晴らしい人だなと思いました。
彼はお芝居をすごく真摯に捉えているのに、遊んでいるかのように演技が自由なんです。20歳らしいやんちゃさと、大人のような考え方を持っている人だなと思いました。
――ストーリーはシリアスな部分もありますが、現場の雰囲気は?
ポップでした(笑)。めちゃめちゃ明るい現場で、毎日現場に行くのが楽しみでした。僕は高校時代、野球をしていて、スポーツでの青春を味わいましたけど、それとは全然違う青春を擬似体験することができて、みんなのことを3年間一緒に過ごしたクラスメートのように好きになりました。
なのでクランクアップのときは、いわば卒業じゃないですか? だから、思わず泣いちゃいましたし、スタッフさんも含めてみんなと離れるのが本当に寂しかったです。
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