出演のお話を聞いたときは、マネージャーさんを疑ってしまいました(笑)。まさか自分が医療ドラマに出られるなんて、夢にも思っていなかったです。月9ドラマはジャニーズの大先輩がたくさん出演されている枠なので、“ついにきた!”という気持ちとともに緊張感でいっぱいでした。メンバーに伝えたときには自分のことのように喜んでくれて、会うたびに“今日は撮影どうだった?”と気にしてくれています。
この作品は、医療現場のひっ迫感、命の尊さをしっかりと伝えながら、1人が悩んでいるときはチームでフォローをする5人の絆も細かく描かれていて、さまざまな視点で刺激を受けられるドラマになっています。お医者さんの役を演じ、おこがましいですが、体感させていただくことで、日々奮闘されている医療従事者の方々への感謝の気持ちが自分の中で大きくなっていくのを感じています。その思いを大切にしながら撮影に臨んでいきたいです。
今は医療というものが僕たちにとって、これまで以上に近い存在になっていると思います。実際に、医療従事者の方々が戦っている姿を、この作品を通して、そして僕らを通して何か伝えられたら、少しは貢献できることがあるかもしれないと思い、作品に挑んでいます。
演じていてナイト・ドクターというのはとても過酷な現場だと感じます。この作品の特徴だなと思ったのは、患者さんの処置が終わり、スタッフステーションの窓から見えるのが朝日なんですよね。昇ってくる朝日を見て、張り詰めていた表情から、“あ~終わった”とほっと一息つく表情まで、細部がきちんと描かれている作品だなと思います。医療ドラマとしての面白さもたくさんありつつ、個性豊かでキャラクターの立った5人が織り成す会話劇も見どころで、そんな5人のヒューマンストーリーも楽しんでいただけたらと思います。
人の命に直接関わる職業なので、台本を読んでいて気が引き締まりました。夜間専門の医者というのがあってもいいのか、そういったことを提示している作品でもあり、私自身が初めて救急医療や医者の働き方について向き合うので楽しみでもあります。
コロナ禍の今、医療現場はとても大変な時期で、医療従事者の方にも、そうではない方にも、大変な時期だからこそ届くもの、伝わるものがあるのかなと思い、見た方が前向きになれる作品になればと思いながら演じています。ナイト・ドクターになった5人にはそれぞれいろいろな思いや事情があるので、そんな5人の成長を見届けていただけたらと思います。
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