デジタルネイティブ世代アイドル、わーすたが3月27日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで「わーすた6周年ライブ~会場まるごとROCK YOU~」を開催した。
同イベントは、2015年に結成したグループの6周年を記念したもので、グループ史上最大のキャパシティとなる会場を舞台にバンドセットで行われた。2020年の5周年ライブが新型コロナウイルスの影響で急きょ無観客の生配信での開催となったため、今回の有観客での開催はメンバー、ファン共に待望のものだった。そして、この2021年初となる単独ライブで、メンバーは圧巻のパフォーマンスを披露し、来場客はもちろん配信の視聴者も魅了。終演後は、ファンの「一生の思い出になりそうです...!わーすたに出会えてよかったなぁ」「かっこよくて かわいくて 最高のライブでした」といった熱を帯びたコメントがSNSを埋めた。そんなライブの模様が、5月9日(日)に衛星劇場にてテレビ初放送される。
今回、メンバーの坂元葉月、廣川奈々聖、松田美里、小玉梨々華、三品瑠香にインタビューを行い、同ライブの感想や周年ライブへの思い、6年間の印象的なエピソードなどについて語ってもらった。
――6周年ライブの感想は?
坂元「私は有観客で開催できたことが1番うれしかったです。去年、有観客で生バンドで行う予定だった5周年ライブが無観客の配信ライブになってしまってからずっと『生バンドの音をお客さんに体感して欲しい』という思いがあったので。直前までドキドキしていたのですが無事に有観客で開催できて、ファンの方の拍手を聴けたり、みんなの顔を見ながら歌うことができてうれしかったです」
三品「お客さんを目の前にライブができたことがうれしかったし、みんなそれぞれ自由に動けないストレスみたいなものが日々の中にあったと思うんですけど、それを忘れられるくらい楽しいライブにしたいという思いの下、私たちの見せたいものをギュッと詰め込んだすごく濃いライブになったと思っています。自分たち自身がすごく楽しくできて『やっぱりライブが好きだな』って思えたし、『わーすただからこうして感じられるものがたくさんあるんだな』と感じて、改めてわーすたが好きだなと思えたライブでした」
――単独、対バン、ゲスト出演などさまざまなライブを行っている中で、周年ライブとはどんなものですか?
松田「周年ライブは伝えたい"思い"が1曲1曲にこもるんです。これまでの道のりも今のわーすたも感じてほしいし、ここまで続いたことへの感謝、新規のファンの方にも分かりやすいものにしたいなど、さまざまな"思い"を詰め込んで、いつも『この曲も入れたいけど、入らない...』というようなもどかしさを感じながらセットリストを組んでいるので、やはり思い入れは強いですね」
廣川「みんなで曲を選んでセットリストを組む時も、"感謝"っていうのがすごくテーマになっていると思います。そんな中で今回の6周年ライブはちょっと異色で、感傷的でエモーショナルという感情よりも、『もっと強くなった私たちを見てほしい』という思いも入っていました。というのも、最近は本格的な楽曲をいただく機会が増えて、そういう私たちもしっかり出せるライブにしたいなって」
小玉「伝えたいものややりたいことが1番明確なのが周年ライブです。(廣川)奈々聖も言ってくれたんですけど、なかなか過去を振り返ることがない中で、1年で唯一じっくりと"感謝"を振り返ることができて、ファンの皆さんに"感謝"を伝えられる唯一無二の特別なライブですね」
――6年間で1番印象に残っていることは?
廣川「(松田)美里が『おはよう』ツイートに、まだ世に出ていない新曲の振りを入れた映像のURLを貼ったんですよ。そしてすぐに連絡取れなくなって、(三品)瑠香が慌ててログインして消すという...」
三品「ツイートして、寝てたんだよね」
松田「寝ぼけてブログか何かのURLだと思って、前の晩観ていた新曲の振りの映像のURLを間違って載せて、また寝ちゃったんです。起きたらとんでもなく連絡が入っていて...。その時は生きた心地がしなかったです(泣)」
廣川「でも、朝方だったからまだよかったんですよ。もし夕方とかだったら...」
三品「もっと盛り上がっちゃってるよね!(笑)」
松田「この事件はいまだに反省していて自分の中でトラウマになっているので、自分の口からはネタっぽく言えないんです...(苦笑)。私が印象に残っている出来事は、最近なんですけど3月17日に最年少の瑠香が成人を迎えて、メンバーみんなでお酒を飲めたのがすっごくうれしかったです!みんなでわいわいお酒を飲むというのがやりたかったので、みんなが飲んでいる姿を見て、すっごくかわいくて癒やされました」
三品「私も(みんなと飲むのを)楽しみにしていたので、その時はすごくうれしかったですね」
坂元「私はライブで衣装を忘れたことですね。衣装を自分で管理する時期があって、その時に衣装のトップスを忘れちゃって...。取りに帰っても間に合わないタイミングだったので、急きょスタッフさんが近しい物を作ってくれてなんとか対処したんです」
廣川「集合場所に行ったら、顔面蒼白で立ってたよね(笑)」
三品「実は私も2回ほど衣装を忘れて、なんとか似た物でやり過ごしたことがあります(苦笑)。大阪遠征時に忘れた時は、美里が私服で着ていたシャツが衣装に似ていたので、それを借りて。さすがに申し訳なくて、誕生日にシャツをプレゼントしました」
松田「自分のカラーのリボンをピンで付けないといけなかったのですが、『シャツに穴があいちゃうけど、本当に大丈夫?』ってめっちゃ焦って聞いてきてくれたよね」
廣川「ちょうどシークレットゲストとしての出演で、会場入りがギリギリに設定されていたから買いに行く暇もない状況だったから、(松田が似たシャツを着ていたのは)本当にミラクルだったよね」
小玉「思い付くのは事件ばっかり(笑)。特に、美里が海外でやらかすことがめちゃくちゃ多くて!カバンごと全部置いてきちゃったり、入国審査ギリギリでパスポートを失くしちゃうとか、本当に笑えないくらいの危ないことを海外でやらかしていて、毎回全員が自分のことより美里を心配する感じになってた」
松田「大事な物ほど失くしちゃうんです...。ベトナムに行った時は、チケットを落として帰れなくなりそうになったことも」
小玉「その時は、ベトナムからそれぞれの地方に帰るという感じだったので全員乗る便が違っていて、解散した後に発覚したんですよ!」
松田「近くに数人のファンの方がいてくれて、『美里ちゃんのチケットがない!』ってみんなで捜してくれました」
――最後にファンの方、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
廣川「『観なきゃ本当に後悔するからね!』という気持ちで当日まで頑張ってきて、本番も今自分たちが出せるもの全てを出し切った最高のライブを届けられたなと思うので、またテレビで観てもらえる機会をもらえたことが本当にうれしいです。ぜひ観ていただいて、生バンドならではの構成や5人それぞれの魅力を感じてもらえたらと思います!」
文=原田健
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