2021/04/29 21:20 配信
4月30日(金)からスタートするドラマ10「半径5メートル」(毎週金曜夜10:00-10:44、NHK総合)で主人公・前田風未香(ふみか)を演じる芳根京子がインタビューに応じ、作品への思いや演じる役柄に対しての印象を語った。
「なぜ私はこんな思いをしているのだろう?」――世の女性たちが日々感じている違和感や生きづらさ。どうして一人で育児をしているんだろう。どうして知らないおじさんに説教されているんだろう。どうして最近、夫とご無沙汰なんだろう。同ドラマでは、すごく個人的で、ニュースにもならず、名前もついていないような「半径5メートル」の感情や出来事を、女性週刊誌の若手編集者・風未香と型破りなベテラン記者・宝子(たからこ、永作博美)のバディが、どんな題材でも「わがごと」として取り上げ、女性読者の琴線に訴えていく姿を描く。
風未香は、芸能スクープを扱う「一折(いちおり)」班で大失敗し、女性読者の「半径5メートル」の話題を掘り下げる「二折(におり)」班に異動。名物記者の宝子とバディを組むことに。二人は、レトルトおでんを買おうとした主婦を非難してSNSで話題になった「おでんおじさん」のネタを取り上げるが、女性たちの怒りの声を集めようとする風未香に対し、宝子はなぜかコンニャク作りを始める。
――風未香を演じる上で、大切にされていることは何ですか?
撮影現場で生まれるものを大切にしたいなと思っています。宝子さんが発する言葉に対して風未香が思うことに私自身も共感することが多いんですね。“それは大変そうだな、やりたくないな”とか“どういう意味なんだろう?なんでそんなことを言うのだろう?”など。その気持ちを素直に表現するほうが、視聴者の方の感覚にも近づける気がしています。撮影前に準備をがっちりしていくというより、宝子さんから言われて感じたことをその場で表現するということを意識しています。
――永作さん演じる宝子の印象を教えてください。
宝子さんは、すごく刺激を与えてくれる方で、風未香の視野を広げてくれます。答えをただ教えてくれるのではなく、答えを導くための入り口を教えてくれる方です。答えだけを教わっていたら、こういう成長の仕方はしないだろうなと風未香を見て思っていて。宝子さんに振り回される風未香も、物語が進むにつれてこれは無駄なことではない、これによって見えてくるものがあると分かってきます。風未香はすごくいい方と出会えたなって。永作さんもおっしゃっていたのですが、風未香にとって宝子は人生を変えてくれた人になると思います。
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