物語はタイタニックと共に沈んだとされる幻のお宝の探索から始まる。そのお宝とはルイ16世がつけていた「青き海の心」と呼ばれる56カラットのダイヤモンド。しかし海底探索では、ついに見つける事はできない。このダイヤモンドは、タイタニック号の中で、ローズが婚約者からプレゼントされたもので、物語のキーアイテムになっている。
ジャックとローズが夕暮れのデッキで語り合うシーン。「サンタモニカの海岸1枚10セントの似顔絵を描いて暮らした」と言うジャックに対し「一緒にその海岸に行ってみたい、かなわない夢でしょうけれど…」と返すローズ。ここでの会話が、ラスト間際のシーンに繋がっていく。
ジャックとローズが船の舳先で両腕を広げるシーン。タイタニックの象徴的なシーンだが、この舳先が物語のポイントポイントで登場する。物語後半も舳先での重要なシーンが。
婚約者の目を盗み、大時計の前で待ち合わせをするジャックとローズ。心躍るこのシーンとなっている。
さまざま脇役が登場するが、脇役たちも丁寧に描かれている事が作品に重厚感を与えている。前半のレストランのシーンにて優雅な音色を奏でている楽団メンバーがさらっと登場するが、後半にも実に印象的なシーンが控えている。
その他の注目ポイントとしては、今回OAする吹替が、2003年に金曜ロードショーの放送の為に収録され、DVDや配信では見られない「金曜ロードショーオリジナルバージョン」であるということ。ジャックの声は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の猗窩座役や「エヴァンゲリオン」シリーズの渚カヲル役で知られる石田彰が担当している。石田は19歳という設定のジャックの声を演じるにあたり、「未来への希望を担保にした自信が彼を突き動かす原動力になっていると思うので“若さゆえの勢い”と言う部分を意識しました」と語っている。
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