また、桃地の憧れの人である巴は、最初は桃地を「面白そうな子、飽きたら会わない」くらいにしか思っていなかったように思う(これは私の推測)。いざ招き入れてみれば桃地はよく気が利くし、何かと頼みやすい。自分が世間には見せたくない姿や弱い部分も見せられる桃地が必要な存在であることに気が付いて、桃地のある行動に優しい笑みを浮かべる巴は本当に美しすぎた。
巴はもちろんだが、桃地を取り巻く女性キャラクターにも注目してほしい。ドジで失敗が続く桃地を温かく見守り、時には味方にもなってくれる職場の仲間。桃地がネガティブな世界の住人にならずにいるのはこの人たちのおかげなんだろうなと思い、そこにはほっこりとしてしまう。こういう優しい職場で働きたい。
そして、忘れていけないのは“オジ巴”の存在。“オジ巴”として登場することになる前の田中はトマトをぶちまけた桃地に盛大な舌打ちをするし、助けてもくれない。「こわっ!」と思う一方で、某ドラマのキャラクターを思い出して、正直“クソ”にやにやしたのはまた別の話である。
そんな怖い印象のある田中が“オジ巴”として登場した瞬間、「もう一人のヒロインは井浦さん」という言葉を思い出し、私からは盛大な拍手を送った。全力でヒロインを演じる井浦がすごすぎるので、そこもやはり見てほしい。
最後に私から同ドラマについて最後に一つ提案なのだが、「あのとき第1話から見ておけば…」と後悔しないためにも、4月30日(金)夜11時15分からドラマ「あのときキスしておけば」を堪能してみてはいかがだろうか。
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