AKB48が出演する初のミュージカル「AKB歌劇団『∞・infinity』」の舞台げいこが10月29日、東京ドームシティー・シアターGロッソで行われ、けいこ後の会見に主演の秋元才加、高橋みなみ、宮澤佐江、柏木由紀と演出の広井王子が出席した。
同公演は秋元康総合プロデュースの下、ゲームシリーズ「サクラ大戦」や「天外魔境」などを手掛けたクリエーター広井が企画、構成、演出を担当した新しい形のミュージカル。物語はバンパイアと人間の女子高生のラブストーリーで、主演のバンパイア・村雨ルカ役を秋元と宮澤、ヒロインの女子高校生・高島麻里亜役を高橋と柏木が演じるダブルキャストだ。また、秋元&高橋ペアは“大人の愛”を、宮澤&柏木ペアは“少年愛”をイメージして作られ、出演者によって異なる演出方法になっている。
配役を選ぶため、東京・秋葉原にあるAKB48の劇場に足を運んだという広井は「秋元さんは本当に男役にぴったりで、これはダイヤモンドかもしれないって思いました。そしてけいこを見た時に、これは本物だって確信しました。宮澤さんは毎日芝居が違くて演出の指示を超えてくるので、そこが魅力です」とべた褒めした。
初のミュージカル挑戦となった秋元は「自分の個性、新たな魅力を1つ見つけていただき、本当にうれしいです」と喜びを。高橋も「ミュージカルは初挑戦ということで、いろいろ勉強になりました。練習中にはルカの秋元さんを本当に好きになりかけたときがありました(笑)」と感想を語った。
また、宮澤は「わたしは考えれば考えるほど、どん底に落ちてしまうのでけいこではなるべく表面に出さないように演じてました。ミュージカルの初日は、わたしと柏木由紀さんなので悔いの残らない初日を迎えたいと思います」と、10月30日の初日へ向けての心境を告白。さらに、柏木も「わたしは演技自体ほとんどやったことがなくて、最初は不安ばかりあったんですけど、けいこをしていくうちに、もっとこうしたいとか考えられるようになりました。見に来てくれる人に楽しかったと言われるように一生懸命やりたいです」と語った
劇中では、見どころでもあるキスシーンも披露。キスシーンの前に気を付けていることを聞かれると、「さわやかなキスのためにミンティアを使っています。あと、理想のキスを瞑想(めいそう)したり(笑)」(秋元)、「相手に唇が乾いていると思われると嫌なので、リップを使っています。キスシーンでは、どういう感じでするときれいに見えるかを気を付けています」(高橋)、「演技上では少年の気持ちなので、秋元さんたちのような濃厚なキスとは違う、『プルン』っていう音がするような感じでやっています(笑)」(宮澤)、「見てくれる女性の方たちが麻里亜役をやってみたいと思うような、キュンとした感じが出せればと思っています」(柏木)と全員が赤面しながら語った。
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