印象に残っているシーンについては、「直子たちの普段の会話は“本当にこんな会話をしているなぁ”っていうことをバカリズムさんが台本に落とし込んでくれてるので面白いんです。食堂で『それ炭水化物だよ』『え?そうなの。でも野菜だよ』みたいな何げない日常の会話がちりばめられていて、ビジュアル的にはすごい人たちばかりですけど、憎めない感じになってます(笑)」とバカリズムの台本を絶賛。
菜々緒演じる朱里の特徴は濃いメークとコーンロウ。「衣装合わせとかメークのテストの時にあのメークをされて『大丈夫かな?』って正直不安だったんですけど、エンケン(遠藤憲一)さんや(森三中の)大島(美幸)さんとか、周りの人たちの衣装とメークを見たら、『これだと弱いんだ!?』『これだと負けちゃう!』と思って自分からアイデアを出させてもらいました」と明かす。
続けて「『あんな色のリップ、売ってるんだ!?』っていう感じのどす黒いリップを塗らせてもらってます(笑)。ヘアスタイルのコーンロウはトレードマークになってるんですけど、OLになる前の回想シーンでも数十秒のために1時間半かけてコーンロウにしてもらってます。まばたきせずに注目してください。コーンロウは芸術だなって思いますね。キープしたりケアするのが大変なので、プライベートでは…って感じなんですけど、この機会にコーンロウができて良かったです」と、朱里のヘアスタイルがお気に入りの様子。
さらに「ビジュアル的にインパクトがあるので、予告を見た関係者の方とかお友達から連絡が来て、『あの映画、ものすごく面白そうだね!』って言っていただけました」と、反響の大きさも伝えた。
最後は「本当に今、こういう時代ですけど、映画館に来ていただいて、何も考えず笑っていただける作品になっていると思いますので、ぜひ劇場で見ていただけたらうれしいです」というメッセージを送って締めくくった。
映画「地獄の花園」は5月21日(金)より全国ロードショー。
◆取材・文・撮影=田中隆信
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