――miinaさんが人生で影響を受けたエンターテインメントはありますか?
元々最初に好きになったのが、秋葉原のオタク文化でした。秋葉原でアニメ産業が盛んになった時期に私は小学校6年生くらいだったんですけど、パソコンを覚えてインターネットで検索して、秋葉原のオタク文化やメイドカフェに興味を持ちだしました。
「あっとほぉーむカフェ」ができたばっかりの頃で、そういうのをインターネットの世界で知ったんです。ただかわいらしい格好してウエイトレスしてるだけだと思ってた一般人のメイドさんが、ステージで歌を歌っているということに衝撃を受けました。
そういう時に「“秋葉原48”というのができるぞ」という情報がインターネットから入ってきて。それが「あっとほぉーむカフェ」でウエイトレスさんが歌を歌っているのとすごく似ているんですよ。秋元康さんがどうして(AKB48を)作ったのかを最近読み直していたら、「メイドカフェの女の子が歌を歌っているのに衝撃を受けた」というのが書いてあって、やっぱりそうやったんやって。
そこから「秋葉原48」に興味を持って見ていたら「AKB48」に名前が変わって、あれよあれよという間に「紅白」に出だしたんですよね。その過程を見てきた人間だったので、ブレイクしてからより、出だした頃の方が衝撃を受けました。
――昔から“オタク”だったんですね。
メイドカフェに一人で行って、「女子一人で来てる」って2ちゃんねるに書かれたりしましたね(笑)。6・7年前で、私が高校生の頃とかだったので、その時って女の子が女の子を応援するっていう文化があまり無かったんですよ。乃木坂46とか韓国アイドルとかが入ってきてから普通になってきてるんですけど、当時は“かわいい産業”とか“萌え”を女の子が好きと言うのは珍しかったですね。
だからそれもあって、今回アイドルをプロデュースしてほしいって言われた時に「なんで私なん?」って聞いたら、「女の人が作るアイドルが見てみたい」って言われたんですよ。女の子が“かわいい産業”に参入している現状を考えたら、私が女性目線でアイドルプロデュースするのも、今だったらいいんじゃないかなって。
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