カリスマ琉球王・尚巴志のドラマ放送 ナレーションは国仲涼子

2017/03/11 08:00 配信

芸能一般

「琉球歴史ドラマ 尚巴志」

沖縄の琉球放送・RBCテレビが、3月15日、22日、29日の3週にわたり、「琉球歴史ドラマ 尚巴志」を放送する。描かれるのは、15世紀前半、3国に分かれ王統が並立していた琉球を統一し、琉球王国を樹立する偉業を成し遂げた王・尚巴志(しょうはし)の史実。RBCは、沖縄の子どもたちや若者、そして後世へと琉球の歴史を伝える一助となることを目的に本作を制作した。

出演は、尚巴志(しょうはし/さはち)役に「獣電戦隊キョウリュウジャー」(2013年、テレビ朝日系)で有働ノブハル/キョウリュウブルー役を務めた金城大和。尚巴志の幼なじみでやがて妻となる真鶴(まづる)は比嘉梨乃が演じる。ほかに琉球舞踊玉城流三代目家元・玉城盛義、唄者・仲田まさえ、アクション俳優・翁長大輔、芸人の長浜之人(キャン×キャン)らが出演。ナレーションは国仲涼子が担当し、東京で沖縄で活躍する沖縄県出身の役者・タレントが顔をそろえる。

物語は、1300年代後半から始まる。琉球は、3つの国に分かれ争いが続いていた。武勇にすぐれた豪傑が治める北山。内乱の続く南山。そして、明との貿易などで三山最強を誇る中山。南山の小さな勢力・佐敷の按司の息子として生まれた尚巴志(サハチ)。当時は珍しかった鉄を使って農具を作ることで民の信頼を集めていた。ある日、佐敷に2人の男が訪ねてくる。汪応祖(おうおうそ)と屋富祖大親(やふそうふや)。2人は同じ南山ながら、佐敷より格上の島添大里の按司の息子たちだ。そんな彼らの口から出たのは、同盟の提案。しかし、その実は、武力に物を言わせ、佐敷を島添の配下に降らせようとする要求だった。

脚本・撮影・監督を務めたのは、沖縄自主映画「遺品整理屋 未来堂」を監督した土田豪介。史実に基づく歴史ドラマの撮影では、沖縄県内各地で大規模なロケを敢行。歴史ドラマの肝となる戦い・合戦のシーンは多数のエキストラを導入して迫力ある映像を撮り上げている。琉球に初めて王朝を樹立した、語り継がれる偉人・尚巴志のドラマに、歴史ファンは注目してほしい。