5人の日々が描かれていくなかで、近づいてくるのはマクベスが解散する日。
マネージャーの楠木(中村倫也)や春斗の兄は存続を促しているが、第4話では、春斗と潤平が高校時代の恩師・真壁(鈴木浩介)に相談すると、真壁は「解散したほうがいいと思うぞ」と即答。自身も回り道してから教員になり、夢を追いかけるつらさが分かるという真壁の「18から28までと、これから先の10年は別次元の苦しみだぞ」という言葉に、視聴者からは「名言」「心に刺さった」といった声が上がった。
真壁の口ぐせ「遮二無二(しゃにむに)やれよ」と言ってもらえるとてっきり思っていた潤平は、「誤算だったなぁ…」とつぶやいた。また、瞬太は母の葬儀からの帰り道で、春斗と潤平に「俺にはもう、マクベスしかなくなっちゃった」と言った。次回予告では「出さねばならない答えがある」との文字が。揺れる思いはどこに帰着するのか注目が集まっている。
つむぎが里穂子と共に生活をし始めてから1年半の月日が流れた。今流れる時間に不満はなくとも、このまま姉の家に居座り、横で世話をし続ける日々に疑問を感じ始める。しかし、変えなくてはいけない現状を理解しつつも、何かの一歩を踏み出すことに恐怖に似た感情を持つつむぎ。その横には無邪気な顔で夢を追いかけ続けるように見える瞬太がいた。
一方の瞬太は自身がプロゲーマーを引退し、春斗や潤平と共にマクベスとして活動を始めてからのきらめくような日々を思い返していた。だが、少しずつ今の自分たちの姿はその時から“変化”を持ち始めていることにはずっと気づいていた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)