中村倫也が主演を務めるドラマ「珈琲いかがでしょう」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)の第6話が5月10日に放送された。中村演じる移動珈琲店「たこ珈琲」店主・青山一とコーヒーとの出会いが丁寧に描かれ、コーヒーにのめりこんでいく青山の表情に視聴者から絶賛の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
「珈琲いかがでしょう」は店主・青山一(中村)がさりげない言葉で人々を癒やす、優しくもほろ苦い“人情コーヒー群像劇”。第6話では、青山がコーヒーの道に進むきっかけとなったホームレス・たこ(光石研)との出会いと、青山が各地を巡る理由を描く「たこ珈琲」を放送した。
気が付いた時にはヤクザな世界で生きていた、という青山。たこと出会い、そのコーヒーの味に衝撃を受けると、自然と足はたこの暮らすテントへ。いつしか、たこからコーヒーのいれ方の手ほどきを受けるようになっていた。
コーヒーのいれ方を教わりながらも、青山は「おいしいコーヒーをいれられるようになったところでどうだっていうんだろう。どうせ俺は、現状から抜け出すことなんかできない」と、どこか諦めも感じていた。たこの温かい言葉が、硬直していた青山の心を少しずつ解きほぐしていった。
「大丈夫、心配すんな。いずれ必ず見つけられるさ」「足洗ったらどうだい?もし今あんたがいるその世界に少しでも疑問を感じているのなら、やめちまってもいいんじゃないか」。真心こもったたこの言葉は、青山の中にまっすぐ届いていった。
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