5月10日に放送された「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎週月曜夜0:15-0:45ほか、テレビ朝日系)では、しくじり先生としてミルクボーイ(駒場孝、内海崇)が初登壇。“やりたい仕事に進んだ人が途中でサボってしくじらないための授業”を行い、過去5年間にわたって漫才をサボって迷走していたしくじりを激白した。
同番組は、過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる、反面教師バラエティー。
2019年、「M-1グランプ」で史上最高点を獲得し優勝したミルクボーイ。M-1王者になってからというもの、番組タイトルやMCの名前で漫才を作ってほしいというオファーが殺到し、昨年だけで130本のネタを作った。しかし、2011~2015年の5年間、二人は漫才をサボっており、その間に作った新ネタはわずか3本だったと明かした。
二人が出会ったのは、大阪芸術大学の落語研究会。1年生のとき、二人で組んで初めて人前でライブに出たところ、先輩の誰よりも爆笑をさらい、その成功体験が人生を変えることになった。
初舞台でウケたことに気をよくした二人は、2004年にコンビ結成。2007年、大学4年のときにオーディションに合格して吉本興業入りを果たし、2010年の「M-1グランプ」で準々決勝進出、2011年には「ABCお笑いグランプリ」決勝進出など、デビュー直後から快進撃を続けていた。
しかし、順調なスタートを切った二人だったが「M-1グランプ」が2010年で一旦終了してしまい、モチベーションが急落。目標を見失った二人が楽屋で聞いたのは「これからは芸人も資格を取る時代やで!!」というウワサ話。
早速それぞれが資格取得に励むこととなり、けん玉検定に挑んでいた内海は漫才ライブなのにけん玉記録に挑戦するなど、このころから迷走しはじめていたことを打ち明けた。
2013年ごろ、新たに二人の耳に聞こえてきたのは「いちばん大事なのは先輩づきあいや。社長との人脈やで!!」というウワサ話。それを聞いた駒場は、先輩たちにつきあいまくり“淡路島で週6バーベキュー”に参加。
そんな駒場の当時の状況を、内海は「どう考えてもスケジュールがおかしかった。週6淡路島に行って、夜も先輩づきあい。でも“ネタ合わせしよう”と言ったら来るんですよ。ちゃんとバイトもしていたし…。ぜんぶに対して全力でいくんですよ。だから“いつ寝てるん?”ってなって…。同期の中で駒場は“スーパーマン”ってよばれていたんです」と振り返った。
当の駒場は「先輩とつながっておいて、番組によばれたときに結果を残せば売れるんじゃないか」「これ(先輩づきあい)をやってれば、いつか世に出られて漫才ができると思っていたんです」と、かつての心境を述懐した。
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