高良健吾が明かす、高校時代と地元の友人への思い「欽一たち以上に“リア充”だったかな(笑)」<くれなずめ>

2021/05/13 07:00 配信

映画 インタビュー

「地元の友達がいるからこそ頑張れることがある」

撮影=下田直樹

――今もその高校生時代の友達と連絡を取り合ったりしているのでしょうか?

東京に出てきている友達もいるし、地元に帰ったときに会う友達もいるので、今もつながっていますね。

――以前、高良さんの地元・熊本で地震が起きた際に、高良さんがいち早く現地にかけつけてボランティアしていたという報道がありました。それも地元の仲間があってこそ?

本当にそうです。仲間がいるからこそできることでした。メディア関係の報道では僕が一人で行ったことになっていましたが、地元にいるみんなとしたことなので。それ以外でも地元の友達がいるからこそ頑張れることもありますし、「あの作品を見たけど、30点」と低めの点数で言われることも(笑)。そういう正直な言葉をかけてくれる存在がいることはとてもありがたいです。

――完成した作品を見て、改めて感じた本作の見どころを教えてください。

見どころは、欽一を含む6人の関係性ですね。そこから感じることがたくさんあると思うし、この作品を見て友達に会いたくなる人もいれば、忘れていた何かを思い出す人もいるだろうと思います。そこがこの映画の魅力だと思います。あと、僕個人としては白黒つけ過ぎるのではなく、ちゃんと曖昧な部分が残されているのもいいなと思いました。世の中にはグレーゾーンなんてたくさんありますから、そこもこの映画の好きなところです。

――これまでたくさんの作品を経験してきたと思いますが、今改めて思う俳優業の難しさと面白さを教えてください。

面白さは、本当にいろんな人に会えることです。この世界にはちょっと変わった人が多くて、そういう人に会えるのはこの仕事のだいご味だと思います。逆に難しさは、正解がないことかな。それでも評価され、批判もされる。そいうところは難しい部分だと思います。

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