鈴木このみ、第2章の目標は「オーロラの下で歌う」?

2017/03/12 07:00 配信

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音楽フェス「APTEMIΣ FES-アルテミスフェス- supported by musicるTV」が3月14日(火)、東京・EX THEATER Roppongiで開催される。

今回、イベントを前に鈴木このみにインタビューを行い、イベントへの思いなどを語ってもらった。

【写真を見る】オーロラの下で歌う!?


鈴木このみ、「APTEMIΣ FES-」は「“頑張ろうぜ!”を感じてもらいたい」 より続く】

3rdアルバム『lead』で“鈴木このみ 第2章”が始まる?


――「APTEMIΣ FES-アルテミスフェス-」の直前、3月8日には3rdアルバム『lead』が発売されました。このアルバムは、どんな作品になっていますか?

個人的には、“鈴木このみ 第2章”の始まりというイメージがあります。というのも、『lead』っていうタイトルに意味があって、「みんなを私の歌で導いていくんだ!」っていう強い意志を込めて、このタイトルにしています。

何でそう思ったのかっていうと、'16年の11月5日、20歳の誕生日当日に千葉・幕張メッセのイベントホールでバースデーライブをやらせていただいたんですけど、その時は頭の中をまっさらな状態にして歌ってたんですよ。

それで、最後だけはあえて何も決めずに喋ろうって考えてて、その時に自分の口から出たのが「着いてきてよー!」っていう言葉だったんです。今までは、「着いてきてよー」っていうよりは「これからも、お互いに頑張れるように支え合おうね」みたいな言い方が多かったんですよ。

「横並びで背中を叩き合って、一緒に頑張る!」みたいな感じだったんですけど、バースデーライブをきっかけに「ファンの皆さんより1歩、2歩前に出て、先陣を切って自分が歌でみんなを引っ張っていきたいな」っていう気持ちに変わって。そういうメッセージ性が込められたアルバムになりました。

イベント直前には3rdアルバム『lead』を発売。こちらは初回盤のジャケット


――ここから新たな一面を見せていくわけですね。

そうですね。今までのアルバムだとカバー曲に挑戦したりとか、ライブでこういう曲が欲しいから、例えばタオルソングが欲しいからって言って作っていただいたりすることが多かったんですけど、今回は“lead”=“みんなを導いていきたい”っていう気持ちに沿った楽曲がすごく多いなって思っています。

初めて作った「Moment」は好評


――「Moment」では、初めて作曲もされたんですよね。

作曲にも挑戦しました! これは去年の目標の1つで、「Moment」はカウントダウンライブで初披露したんですけど、大変でした。本当に初めての挑戦だったので、全然分からない事だらけで…それこそ、指の皮がポロポロめくれるくらいギターを弾きながら鼻歌でメロディーを探ってみたりとか、街中で歩いている時も思い付いたら人に電話するふりして録音してみたりとか(笑)。

そういうストック曲の中から、「もしかしたら、これとこれがつながるかもしれない」って思ってつなげてみて、でも「意外にしっくりこないな…」っていうのを繰り返しながら作っていきました。作っていく中で、一緒にツアーを回ってくださっているバンドメンバーでバンマスをしている、ギターの奈良悠樹さんに相談しながら作曲しました。

3rdアルバム『lead』の通常盤ジャケット


――ファンの反響は良かったですか

ありがたいことに良かったです! すごくホッとしましたね。結構ギリギリまで悩んで、カウントダウンライブの3日前に出来上がりました。ギリギリまで、どうしよう!?って。

――それで、上手くいったんですね。

はい、何とか! その曲の中でカウントダウンをして、年を越しました。歌詞の内容も、曲を作る時にカウントダウンライブ用にしよう!って決めていたので、そういうワクワクする感じや、ライブ前のドキドキ感を歌詞に込めてもらいつつ、あとは私とファンの皆さんとの信頼関係を書いていただいて。今年もよろしくね!っていう気持ちを込めています。