ゲネプロまで来れたという安心と、幕が開くことのうれしさを感じています。
稽古場では、時間が空いた時にキャストみんなで年甲斐もなく遊んだりもして、楽しい稽古場でした。いろんな方から“リーダー”と呼ばれている河原さん。稽古場でみんなの士気を高めてくれて、さすが“リーダー”でした!
舞台の登場人物にまともな人が誰一人としていなくて、とんでもないキャラクターばかりが出てくるのでぜひ注目してほしいです。でも、シリアスなシーンもちゃんとあるので、そのギャップや空気感も楽しんでいただけたら。
このご時世ではありますが、劇場の中では現実を忘れて、気軽に、好き勝手に楽しんでほしいです。そうしてくれないと、僕たち泣いちゃうので(笑)。
去年は延期になってしまい、今回も数公演中止になってしまったけど、おかげさまで(苦笑)たくさん稽古ができたので万全の状態です。早く見ていただきたかったので無事に幕が開けられて、まずはホッとしています。
公演がどうなるかわからない状態で準備を進めなくてはいけないのはしんどい部分もありましたけど、誰もそういった雰囲気を出さずにいい空気感のままで、今回のカンパニーにはとても感謝しています。
あまり舞台に慣れていないはずの知念君も、ういういしさはそのままに、求められたことをことごとくクリアしていってくれるので、ちっとも手がかからないすごくできる子でした!
主人公の照くんは、まだ世界のどこにもない、舞台ならではのケレン味を持ったオリジナリティー溢れる若き探偵。バディを組む相方との関係もなかなかに斬新なので、そのへんも注目してもらえると。
ま、なにせ「そこそこ本格ミステリ」という冠に恥じない、主にゆるーくて、時々スリリングな面白い作品が生み出せたと思っています。個人的に、企画の立ち上げから連ドラ化を視野に入れてますので。いつか夢がかなうといいんですけど。
このご時世で、緊張した状態で観劇される方も多いと聞きましたが、せっかくの機会ですので、肩の力を抜いて、目いっぱい楽しんでもらえたら。演目の性質上、ずっと真顔で見られてると、キャストもめちゃめちゃやりづらいですから(笑)。
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