鈴木愛理、27才を迎え「全然変わらないんです」 最新ドラマでは元“ミスコングランプリ”役を熱演!<インタビュー>

2021/05/14 08:30 配信

ドラマ 芸能一般 インタビュー

元気な笑顔がキュート!インタビューにも明るく丁寧に答えてくれました  撮影=阿部岳人

江戸切子に挑戦!「やってみてすごく感動しました」

――鈴木さんから見た“ルイ”はどんな女性ですか?

何事もとらえ方が前向きで、誰かの背中を押す時も無理に押すんじゃなくて、そっと押してあげられる人だなって。ポジティブな人って、2種類のタイプがいると思っています。根っから明るくて本当にポジティブな人、それと一度ネガティブを経験したからこそポジティブになれた人。ルイちゃんは後者だと思うんです。私自身も後者だと思うので、そういうところで共感できて、改めてルイという役を通して、人に対しての言葉の選び方の大事さなどをすごく考えることができました。言葉の伝え方次第でニュアンスが全然違っちゃうと思ったセリフもあったので、“根本がすごく素敵な女性”というルイのイメージは守りたいという気持ちで演じていました。

――共通部分が多いと感情移入しやすくて演じやすそうですね。

そうですね。ただ、ルイちゃんは江戸切子の職人で、そういう職人気質なところは自分とは違うかなって思いましたけど、弟がいるところとかも同じで、弟との接し方はほぼ私ですね(笑)。すごく近いものがありました。江戸切子のことはあまり知らなかったんですけど、撮影の前日に学びに行かせてもらって、練習したりしてすごく勉強になりました。なかなか体験する機会がないじゃないですか。演じるお仕事をやってるからこそ体験できたんだと思いましたし、やってみてすごく感動しました。

10年前の高校生、演じ分けのポイントは?

――職人として働いているルイが第4話で再登場します。

第1話の時から10年経っています。私自身、髪型とかメイクで印象が変わるタイプなので、ルイの役づくりもそこから入りました。大人になってからのルイちゃんは茶髪で前髪を流して、高校生の時のルイちゃんは黒髪で。今の高校生じゃなくて10年前の高校生なので当時流行していた感じで、触覚があって前髪も重めです。ルイちゃんの年齢設定と私の年齢がそんなに違わないので、当時の自分に戻る感覚で見た目も含めて演じ分けました。

――「ブラックシンデレラ」は“ルッキズムに立ち向かう逆襲ラブストーリー”ということですが、主人公の愛波も含め、誰もが何らかのコンプレックスを抱えていると思うので共感できる場面も多いかと。

そう思います。視聴者の方は高校生や大学生も多いと思いますが、学生の頃って周りに人がいっぱいいるので意識してなくても人と比べてしまってたりするんですよね。日常的に「あの子、可愛いな」「あのこの服いいな」「あの子の持ってる物、すごく素敵だな」とか、どんどん自己嫌悪に陥りやすかったりするので、そういう子たちにも観てもらいたいドラマです。一番悩みやすい時期の子たちに、今すぐじゃなくても、何年か後にでもこのドラマで観たことが響いたらいいなと思っています。私も高校生の時には気づけなかったんですけど、主人公の愛波ちゃんが高校生でこの考えができているのが素晴らしいと思いましたし、愛波ちゃんからパワーをもらっている人が絶対いると思うので最後までしっかり観てほしいですね。