地元・鹿児島から出てきた漆間は、家庭環境の苦しみに耐え、格闘技をやってきた男。このオーディションに「懸けてる想いが段違いだと思う」と語り、拳で人生を変えようと決意の参加だった。
北野P「彼は自分で『背景はDV』と話すほどで、お父さんからの暴力を受け、また暴力を受ける母や家族を守りたいと願い続け、格闘技を始めました。厳しい環境で育ったことで屈折するのではなく、それさえも力に変えて夢を叶えようとする姿を見ていただきたいです」
「強くなりたい」と思い、トレーニングを重ねてきたが、全日本のパンクラスもアウトサイダーも準決勝で敗退。若手格闘家育成プロジェクト「朝倉未来1年チャレンジ」も最終選考で落ちて「ずっと悔しい想いをしてきた」という。しかし、挑戦をやめない漆間は、「朝倉未来1年チャレンジ」合格者の畠山祐輔とリベンジ対戦してガッツを見せたり、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカル・RIKUのプロデュースでオシャレな服装を着こなし、見た目の印象を見違えるほどチェンジするなど、あらゆる可能性を秘めていると言えよう。
5名以外にも、高校ボクシング全国大会6冠のエリートボクサー・宇佐美正パトリック(20)や、東海大柔道部で世界トップクラスの練習を積み重ねてきた⾼⽊オーディン祥多(24)、鋭い目ヂカラを持つパパファイター・柳田龍彌(25)など、最終審査まで駒を進めた参加者たちは熱く、濃いキャラクターばかり。
彼らは自分よりも強き者にもあきらめず挑み、過酷な練習も耐え、汗を流す姿を惜しげもなく見せてくれる。すでに様々な角度から視聴者を魅了している参加者は、誰が頂点に立ってもおかしくない混線状態にあるが、その中でLDHのお墨付きを獲得して、最も光り輝くスター選手となっていくのは誰なのか。いよいよ、最終決戦の放送が迫っている。
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