MBSでは3月19日(日)から、TBSでは3月21日(火)からスタートするドラマ「笑う招き猫」で、初の漫才師役に挑む松井玲奈に直撃インタビュー!
女性漫才師を描いた小説すばる新人賞受賞の山本幸久の人気作「笑う招き猫」(集英社文庫)を原作に、清水富美加、松井が売れない5年目の漫才師「アカコとヒトミ」として初の漫才に挑んでいる。
今回「アカコとヒトミ」のボケ担当・本田アカコを演じる松井に、役作りについてや見どころなど話を聞いた。
――ご自身が演じるアカコという人物の役柄について教えてください。
アカコは曲がったことが嫌いな真っすぐな人。面白いことが大好きで、好奇心も旺盛です。そんなところがとんでもない発想を生み出し、物語をグイグイ引っ張っていっているのかなと思います。
――ご自身と似ている部分などはありますか?
自分とは真逆というか、自分自身が憧れる生き方の人だなと思います。頑固なところ、自分が間違っていると思わないと素直に謝れないところなんかは似ているのかな。
――役のために金髪にしたと伺いましたが、他に何か役作りで取り組んだことはありますか?
初めて台本を読んだ時からアカコは活発なイメージがあったので、髪形のシルエットはなんとなく短くスッキリしたイメージになるのかなと思っていました。その後、衣装合わせの時に監督から「アカコは金髪で行こう」という話になり、あのアカコの髪形が完成しました。
アカコはとにかく「動きを大きく」「リアクションを大きく」と言われたので、海外ドラマやミュージカルを見て、明るくてハッピーな人たちの体の動かし方を参考にしました。
――お笑いに挑戦してみて難しいと思ったことや驚いたことなどありましたか?
実際にネタを考えてみたり、(漫才監修の)なすなかにしさんが作ってくださった漫才のネタをやったりして、何を大きく伝えるか、“ここが笑いどころですよ!”っていうのをいやらしくなく、自然にお客さんに伝えることが「何て難しいんだ」と思いました。
プロの芸人さんたちはそれを自然にできていたり、面白さの足し算引き算がやり続けていくうちにセンスとは別に培われていくものなんだなと実感しました。
体を張るシーンも多かったので、実際の芸人さんに「どういうリアクションを取ったりしますか?」と教えていただいたりもしましたが、お笑いはとても奥が深かったです。
例えば「熱湯風呂に入りまーす!」みたいな企画の時に、入るまでの過程をどう面白く見せるかが重要だったたり…。今回はバラエティー番組ではなくドラマですが、どこまでが台本で、どこからがアドリブなのか、そういう生っぽさを感じてほしいです!
――これまでお笑いに対して興味はありましたか?
正直芸人さんにはあまり詳しくはなかったです。勉強として実際に漫才ライブを見に行って覚えた芸人さんもいました。
漫才やコントもある意味お芝居で、テンポや間が大切なところは通じるところがあるんだなと思いました。そういう目で見ていると、ぐっとお笑いに対する自分の距離が縮まりましたし、楽しいなと思えました。
――最後に本作の見どころ、注目して見てほしいところを教えてください。
アカコとヒトミが売れるまでに七転八倒する姿を追ったドラマです。深夜の街をビデオカメラを持ちながら全力疾走したり、大切な顔の一部が抜け落ちたり、鮮魚を抱いたり、ムエタイ選手が出てきたり…(笑)。
何が起きているか説明するのは難しいので、ぜひ見て、その目で確かめて楽しんでいただけたらと思います!
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)