「松本さんの視点は普通じゃない」“危険地帯ジャーナリスト”丸山ゴンザレスが語る『クレイジージャーニー』

2021/05/18 09:00 配信

バラエティー

「クレイジージャーニー」に危険地帯ジャーナリストの丸山ゴンザレスが登場する(C)TBS

――危険地帯の取材で、ここから先はヤバイ、ヤバくないの判断基準はあるんですか?番組でもたまに走って逃げる映像がありますが。

走って逃げることはしょっちゅうあって、あれぐらいはトラブルのうちには入りません。「ヤバイの基準はありますか?」って聞かれて、明確に答えられるヤツがいたら、そいつこそ一番命を落としやすいんじゃないかな。

どんな時も、その場その場の判断が絶対に必要だし、そうやって取材を続けて来て今こうして生きてるんだから、それが正解でしょ?ぐらいの気持ちです。こだわりを捨てること。こだわると死ぬと思ってます。

――これまで番組が同行した取材旅で、特に思い出深いものは?

バックヤードも含め、思い出深いものは多いですね。一番ヤバかったのはメキシコの麻薬戦争。ギャングたちの麻薬カルテルの取材です。僕的にもテレビ的にも限界だったと思うし、もう1回やれと言われても僕は無理!「クレイジージャーニー」がレギュラー放送になって1発目にやったルーマニアのマンホールタウンも面白かったですね。

その年の正月に初めて単発で番組が放送されて、スタッフから「これからレギュラーになるんで、どこか行く予定ありますか?」って聞かれて「ルーマニアに行こうと思ってます」って話をしたことを覚えています。ずいぶん前からマンホールタウンの存在は知ってたんだけど、海外のニュースサイトの1枚の写真を見て、行きたくてしょうがなくなっていた時期で。

人間の暮らしって、食べて、寝て、友達と会話して、トイレ行って…、要素はみんな一緒なのに、住む場所が違うだけでこんなに興味をそそられるものになるんだって思いました。