オーディション合格を射止めた宇佐美正パトリックは、高校時代ボクシングで6冠を極めた選手だけあって、強い打撃でKRAZY BEE所属の日高健太郎を追い込んだ。積極的にタックルを仕掛けてくる日高を冷静に回避する宇佐美が、左フックを命中させて、一気にTKO勝利。応援サポーターの数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)は「成長がリアルに見えてちょっと感動しちゃいましたね」と、着実に力を増した宇佐美の強さに圧倒されていた。
一方、オーディション前からLDH martial artsの契約選手だった中村倫也は、「仮に負けたら、他の挑戦者に所属を譲る」覚悟で、外敵相手となる新井拓巳との最終試合に挑んだ。中村は開始30秒で強烈な左ストレートを叩き込み、そのままパンチの連打を浴びせて、1ラウンド42秒TKOで力の差を見せつけ勝利した。
試合後、控室を訪れた白濱亜嵐(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が「チーム対戦関係なく、超感動しました」と話しかけると、中村が「これが所属です!」と言い放ち、白濱は「誇らしいよ」と称えた。
ほかに注目を集めたのは、高木オーディン祥多と八木敬志による因縁の対決。過去に実施された対戦では、いずれも高木が勝利したが、今回の最終試合では、1ラウンド開始18秒で八木が怒涛の“両手パウンド”で攻め秒殺、高木を沈めた。試合後に、高木は「勝ちがすべて。勝った者が上がっていける世界」と自分に言い聞かせるように半年間を振り返った。
高木と同じく、同年代の鈴木崇矢に惜敗し、不合格となった平本丈。試合直後は、「自分が強いって勘違いしてた、本当に強くなんなきゃダメだ」と泣きなら言葉を漏らしたが、その後EXFIGHT(LDH martial artsが運営するジム)で練習する姿を見せた。平本は「格闘技が好きだから本当にずっと続けられる」と格闘技への愛を語り、「これから一生格闘技やらないとダメかもしれないですね」と前を向いた様子で語った。
今回の「格闘DREAMERS」結果は、LDH martial artsとの契約を勝ち取った【合格】が中村倫也、宇佐美正パトリックの2名となり、本契約に相応しい選手になるまでLDHのサポートを受けられる【仮契約(期限付き育成契約)】が鈴木崇矢、山内渉、安永吏成、柳田龍彌、八木敬志の5名となった。
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