BiSH「ここが私たちの生きる場所」―コロナ禍で再確認したライブへの想い

2021/05/20 12:01 配信

アイドル インタビュー

セントチヒロ・チッチとハシヤスメ・アツコにインタビュー※提供写真

「素敵な世界だなって思いました」


――チッチさんもこの期間にKJさんやBIMさんと曲を出されたり、洋服のプロデュースなど様々なことをされていました。チッチさんにとってはどんな期間になりましたか?

チッチ:好きなものを「好き」って言葉にすることを大事にしてきたんですけど、それが形になってきた期間だったなって思います。音楽だったらKJさんがチャリティーソングに誘ってくださって嬉しかったし、友達のBIMと曲ができたのも自分の中で大きなものでした。

普通に生きていたらカレー、服、カメラみたいな趣味ってお仕事になったりしないと思うんですけど、発信していたことで手を差し伸べてくれる人たちがいて嬉しかったです。家にずっといた時まだ私はひとりでは何もできないんだって思うことも多かったんですよね。でも一歩踏み出したら一緒にやろうよって言ってくれる人がいて、素敵な世界だなって思いました。まだまだやりたいことはあるので形にしていきたいです。

「その場所で生まれる愛を共有したい」


――5月14日からは、昨年開催できなかった対バンツアー「BiSH'S 5G are MAKiNG LOVE TOUR」が始まりました。ゲストが毎回豪華ですが、特に気になる方はいますか?

チッチ:私としては、Dragon AshさんとBiSHが対バンできるっていうのがすごく嬉しいです。お母さんが唯一音楽の話をするのがDragon Ashさんなんですよ。小さい頃から自分の人生の中にずっとあったバンドだし、母の思いもあるから感慨深いですね。あと、同世代で一番かっこいいって言い続けてきたNOT WONKさんと対バンできるのが本当に嬉しいですね。

アツコ:好きな方ばかりで1組だけあげるのが心苦しいのですが、ゲスの極み乙女。さんとの対バンはすごくワクワクしてます。曲も昔から聞いているし音楽番組もずっと見ていたので、BiSHとしても負けないライブをしたいなって思います。

――ツアーの意気込みをお願いします。

アツコ:ファンのみなさんもライブに来るのがかなり久々な方が多いと思いますし、新しくファンになって初めて来るって方もいらっしゃると思うので、とにかくライブを楽しんでほしいですね。やっぱり音楽っていいな、ライブっていいなって思ってもらえるように頑張ります。

チッチ:BiSHってワンマンツアーしかしたことないんですよ。対バン企画がやりたいっていうのはずっと言い続けてきて、去年、BiSHとして対バンツアーをやるって決まった時にすごく嬉しかったんですけど、コロナでできなくて本当に悔しくて。今年やっとできるって決まった時は、すごく嬉しかったです。

BiSHが自分たちの音楽を大事に届けてきたから先輩たちも少しだけでも認めてくれて一緒に出てくれるのかなって思ったし。ツアーの予告の動画では『メイクラブ』ってそれぞれの言い方で言ってるんですけど、音楽じゃないと伝わらない愛とか、音楽があるからこそ生まれる愛があると思っているので、その日にその場所で生まれる愛をみなさんと共有したいなって思います。