平成ノブシコブシ・徳井健太が、平日深夜のバラエティーゾーン『バラバラ大作戦』を徹底分析!「全番組、すげぇとがってる」

2021/05/19 16:50 配信

バラエティー

平成ノブシコブシ・徳井健太が「バラバラ大作戦」を徹底分析!(C)テレビ朝日

20〜30代の若手プロデューサーやディレクターが手掛ける、20分枠の番組14本を放送するバラエティーゾーン「バラバラ大作戦」(毎週月〜木曜深夜1:56-2:56、毎週金曜深夜2:20-3:00、テレビ朝日系)。2020年の年末から2021年の年始には、全14番組の中から視聴者投票で一番面白い番組を決める“バラバラ大選挙”を実施し、総投票数13万票超えという盛り上がりを見せ、さらに、今春からは14番組中6番組がリニューアルするなど、個性豊かな“20分枠の14番組”は日々進化を続けている。

そんな「バラバラ大作戦」の魅力を、芸人愛あふれる独特のセンスで脚光を浴びる平成ノブシコブシ徳井健太が、忖度なしで徹底分析。番組全体の評価から、注目番組の細かい部分まで語った。

「何もないところから作り上げていける、芸人にとってすごいラッキーな場所」


――“20分×14番組”というこれまでにないゾーン展開を打ち出した「バラバラ大作戦」全体について、この新たな試みをどう思いますか?

これまでも20分番組というのはなくはなかったんでしょうけど、「バラバラ大作戦」は全番組、すげぇとがってるじゃないですか! “若さ”が出ていて、視聴率よりも「面白いことをやりたい」というディレクターと出演者の考えを混ぜ合わせて作っているんだなと感じるので、頑張ってほしいなと素直に思いますね。

制作費も少なそうで、だいたい会議室とか駐車場とかで撮ってますけど(笑)、視聴者の方ってセットが豪華かどうかなんて気にしていないですよね。

ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)も最初は何もないところからスタートしたって聞きますし、逆に初めから何もかも与えられるより、スタッフさんと作り上げていくのは芸人にとってすごいラッキーなことなんじゃないかな。

――「バラバラ大作戦」は、出演者とテレ朝の若手プロデューサー、ディレクターがタッグを組んでいるのが一番の特色です。テレビ朝日のスタッフにはどんな印象をお持ちですか?

まず「バラバラ大作戦」のラインナップを見て思うのは、企画した人たちは「お笑いが好きなんだなー」ってこと(笑)。どこか昔のラジオに近い匂いがするんですよ。

最近は、ラジオでも「間違ったことは言っちゃいけない」みたいな風潮が出てきましたけど、昔のラジオはめちゃくちゃ弾けていましたからね。時代はめぐるといいますが、「バラバラ大作戦」には“最先端に見せかけて逆行もしている”という感じがあって、そこがまた面白いと思う。

テレ朝では、「なんかやっちゃいましょうよ!」的な痛いノリのディレクターさんをあんまり見かけない気がします。ちゃんと話を聞いてくれて、「じゃあこうしよう」とか「いや、それはよくないよ」って意見交換ができる人が多い印象です。そういうのが、やっぱり番組にも表れている気がしますね。

「バラバラ大作戦」でも収録後、スタッフと演者が「どうだった?」「じゃあ次はこうしてみる?」っていう会話を重ねているだろうなと思います。そうすることで距離感が縮まるから、現場で愛のあるイジリが生まれるんですよね。

――「バラバラ大作戦」には視聴者から投票していちばん面白い番組を決める“バラバラ大選挙”もあり、初代グランプリの2番組はご褒美特番を放送し、枠昇格も果たしました

どんどんのし上がっていきたい人には、うれしいご褒美ですね。「NEWニューヨーク」(毎週木曜深夜1:56-2:16)なんかはいろいろな企画にチャレンジしたいだろうから、上がっていきたいところだよね!